彼岸帰省の楽しみは一択。
春彼岸の第一目的のお墓参りは、ぎりぎり彼岸の内に。
そしたら、あとは、帰省の第二目的、ドラマ「舟を編む」を!
本来ならば、質の良いドラマこそはオンタイムで鑑賞したい。
しかし、我が家は、地上波NHKのみの契約で、BS契約のある母の家でしかNHK-BSドラマ「舟を編む」は観ることができないのでした。
さて、前回の帰省で観た一話をまずは再鑑賞。
そののち、二話・三話・四話・五話・六話…と、今帰省ではここまで。
ドラマは、原作の物語を超えて、少しずつ少しずつ物語がバージョンアップされておりました。
その脚本の良さ、特に選ばれたコトバの美しさは、原作のテイストを損うことなく、しかし、現代に生きる人々の物語に姿を変えている。
なんともいい感じです。
さて、六話の時代は、2017年。
世の中はインターネットもデバイスの種類が増えて、スマホも一般化。
対して、紙の辞書のプロジェクトは廃止の憂き目に合いそうな気配です。
ふーむ。
ここは、もちろん、2011年初版の原作にはなかったところ。
しかし、質の良い物語に対しては、映像化されるに際しても、脚本家をはじめ、関わる人々たちの原作へのリスペクトが感じられるもの。
その世界観を決してそこなうことはなく、「辞書と言う舟」は、ドラマの中でもただひたすらに編まれ続けてゆくのでした。
七話以降は、ゴールデンウィーク帰省の時かぁ…( ;∀;)。
ああ、続きが見たいなぁ。
と思いつつも、明後日には帰京予定。
残念に思うわがココロを慰めるために、『舟を編む』の文庫バージョンを買い求め。
新幹線の読書の友にKEEP!
帯には、「ドラマ化決定!」の文字。
主人公たちの写真も配され、慕わしい。
文庫バージョンの解説は、岩波書店の辞書編集者の方だし、巻末には、馬締の恋文の全文公開まであって、再々再読もまた楽しそうです。
↓文庫バージョンの装幀は華やか可愛い。
◆今日は、2024年3月28日/旧暦2月19日/如月辛卯の日/月齢17.7日
◆日の出5時33分 日の入17時59分/月の出20時53分 月の入6時44分