桃の節句記念、「街なか雛」行脚してみました/旧2/3・癸酉

今日は、「桃の節供」雛祭りです。

地方の旧家などなら、古式ゆかしい七段飾りというお雛さまも健在でしょうが、都会となると住宅事情もあって、そんな「THE雛飾り」というのを飾る家もほとんどありません。

しかし、代わって、2月立春をすぎたころから、街のショウウインドウはお雛様仕様。
学校や公民館、図書館などにも、昔使っていたものが寄付されて、この時期にはきちんと飾られているみたいです。

現代は、街そのものに雛人形が飾られているってわけですね。

ということで、その「街なか雛」を楽しまない手はありません。

まずは、ご近所の図書館、公民館などの公共施設などは、ちょっと見逃せないお雛さまスポット。

かつてはそこに小学校なども入りましたが、当節セキュリティが厳しくて…。
しかし関係者ならチェックしといたほうが良い場所のひとつでしょう。

必ず、一か所や二か所、寄付された立派なお雛さまが飾られているはずです。

我が家の近所なら、図書館のウインドウは、毎年きちんとお雛さまが飾られる場所。
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お内裏様が座っているのが、実はカラーボックスというのが微笑ましいです…が。
ちなみに下のカラーボックスの中には三人官女(微笑)。

お菓子屋さん…とくに和菓子屋さんのショウウインドウも欠かさずチェックするのはコツ中のコツ。

本郷の和菓子屋さんには、かなり珍しいお内裏様。
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こっちは、折り紙の雛。
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…ふーむ、折り方知りたいですね。
手前にある箱もよくよく見ればかなりの力作。

上野の国立博物館もこの時期は雛人形のコーナーができるはず。

これは、この時期、よく飾られる雛人形。
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今年も「おひなさまと雛(ひいな)の世界」と題して常設展で特集展示があるようで(~2014年3月23日まで)、かなりの量とバリエーションなので、足を運ぶ価値ある場所です。

この雛人形今年はあるかな?

あとはホテルのラウンジとか、意外なところではエキナカの待合室みたいな場所とかとか…。

ということで、博物館の会期にはまだ間があるようですが、「街なか雛」を楽しむならば、今日が最終。
明日にはけっこう律儀に片付けられてしまいますのでお急ぎください。

◆今日は、3月3日/旧暦2月3日/如月癸酉の日
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