七十二候は「霜止出苗」に。暦がこう言い出すと、ご近所では「花水木」咲き出す頃。あっ、もうすっかり咲き切ってる、今年も早っ!/旧暦3/14・癸卯

七十二候は「霜止出苗(しもやみてなえいづる)」の時期です。(4月25日~29日)

暦は「霜が降らなくなって、苗が生長し始める頃」と言っています。

気温は高くなって、夏日もあるぐらいの日々なのに?
と思いますが、「霜止(しもやみて)」は現代でも、やっと今頃から。

その証拠に、気象台から出る「霜注意報」は、あえて3月から5月の期間限定だそう。
つまり、気候も良くなって霜はもう降らないだろうと油断したところに霜降!
そうして、成長しはじめた作物の苗にダメージを与えないようにってことなんでしょうね。

暦が「霜止出苗」といったら…。

コロナ禍前なら、小石川後楽園にある田んぼにいって、昔ながらに肥料代わりに植えられている蓮華(れんげ)観察
⇒もうこの春はずーっと臨時休園(T_T)。

コロナは関係ないけど、1昨年ぐらいまで、銀杏の芽生えを観察したりとか。
⇒芽生えの頃はどんどん前倒しになって、今頃は立派な銀杏葉が生い茂っちゃってます。

昨年は、花水木が満開の時期でもあった。

で、今年も満開。

花水木

近寄って見ても、もうつぼみから咲き始めの様子は…。

花水木

うーん、皆無だなぁ。

花水木は、咲き始めを観察したく!

もちろん、満開の頃は、観賞するに値する美しさなんですが

私は、咲出しの様子を眺めるのが好き

花水木のつぼみ

花水木咲きだし

花水木

こんな風に、何かの包みを、誰かが丁寧に開いてるかのように咲く
この様子がとても面白いのです。

ちょっと前なら「霜止出苗」の声をきいて眺めに行けば間に合ったのになぁ。
しょっちゅう外出して、あたりをうろついた頃なら、その様子も観賞可能だっただろうに…ああ(-_-;)。

しかし、古い暦を追っていると、やはり地球は急速に温暖化してるっわぁ…と、時々、焦りを感じます。

◆今日は、2021年4月25日/旧暦3月14日/弥生癸卯の日/月齢13.0日
◆日の出4時56分 日の入18時22分/月の出16時09分 月の入3時52分