インゲン豆の日の特別すぎる由来をご存知?/旧3/4・甲辰

3月4日は、インゲン豆の日なんだそうです。

鞘インゲンの旬は夏、豆として収穫するとすればもっと後のはず。
…なのになぜ?

と訝しく思っていれば、このインゲン豆を大陸から伝えた禅宗の高僧、隠元さんがなくなったのが、1673(延宝元)年のこの日だからとか。

ちなみに、豆関係の日というのは、けっこうあって、
小豆はアズキバーアイスの井村屋製菓によって毎月1日と決められている。
枝豆は産地の商工会議所が収穫時期に併せて6月15日と定めた
黒豆は、得意の語呂合わせで9月6日
大豆にいたっては、枝豆と同じ豆だってのに、別に節分の日2月3日となっている。
…という具合。
多くは関連企業か生産地によって定められた日ですね。

そこにあって、ありがたいお坊様の名前をいただいた「インゲン豆」の記念日の由来は、同じ豆の日の中でも一線を画す。

なんか、今日が、ひじょうにありがたい日に思えてきました。

ならば、とさっそく買ってきました旬まだ早き「鞘インゲン」。

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沖縄産かぁ、さすがにまだ暖かい地方のモノしかないみたいで、しかも、太ったモノを探すのはやや大変だった。
夏の立派なやつが懐かしいです。

それじゃあ、本格的に乾物のインゲン豆にするか。
…と考えたのですが、金時豆もうずら豆も、加えて虎豆、手亡豆に大福豆…と、ひとくちにインゲン豆と言ってもなんだかたくさん種類があって、豆屋さんに聞いたところが、「100種類はくだらないんじゃないの。いや、200種類ぐらいあるかな」…なんだとか。

えーっ、そうなの?

往生際悪く、図書館にいって食材辞典で調べてみれば、ますまずびっくり、世界を視野に入れれば、1000種類以上あるらしい。
隠元さんのお持ちになったインゲン豆っていったいこのうちどれでしょうか?
調べが付かず解りませんので、今日のインゲン豆の日は、おなじみの「鞘インゲン」で祝いましょうか…という顛末です。

とりあえず、筋を取ってサッと茹でて…。

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ここに、だし醤油とか、マヨネーズとか、粗塩とかとか、いろいろつけてひと足早めのインゲン豆を味わうか。

と思ったけど、サラダにしちゃいました。

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ちなみに、ボリューム出すために入れた豆のうち、茶色いのも赤インゲン豆です。

ということで、インゲンさんいただきまぁ~す。

◆今日は、2014年4月3日/旧暦3月4日/弥生甲辰の日/三日月

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