春がどうしようもなく眠いのは「日永」のせいもある?/旧3/19・己未

和歌や俳句の季語に「日永(ひなが)」「短夜(みじかよ)」というのがあって、どちらも季節によって変化する24時間の昼と夜の配分をいう。
で、春の季語は「日永」で「短夜」は夏と区別しちゃうところが、日本人ぽいかなぁ。

さて、数日前に春の眠さをカエルに目を貸したせいにしてみたけれど、「日永」な日々も、また眠い理由かもしれません。

なんたって、おひさまが顔を出すのが早い早い。

昨日の日の出は、5時6分。
ちょっと寝坊して、写真は、5時30分に撮った東の空です。

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数年前にややシリアスな病気をしたというコトもあり、私のライフスタイルは、おひさまとともに起き、日の入りとともに…じゃなくって(笑)、日の出までに十分な睡眠時間を確保できるよう早く寝る。

しかし、まだまだ日の出が遅かった冬の癖が抜けなくて、就寝が11時30分。
しかたないので、起床6時30分頃として、少しずつ早めてゆければなぁ…と思う。

が、もう5時ごろになると、世間が明るすぎて眠てられません…とほほ。

しかたないので起きだして、しかし、睡眠時間5時間半は短い上に中途半端。
すなわち、日がな一日なんだか眠い。

…というわけです。
ううむ、「日永(ひなが)」めがっ!

ところで、この日の出の光景。

ここ10年ぐらい毎年楽しみに眺めて暮らしてきたものですが、窓の真ん前に背高なマンションがたち、今年の冬ぐらいからはもう見ることができません。

ということで、ココに他の季節の日の出もちょっとお見せしてしまおうかなぁと思う次第。

まずは、空気が澄んで、いちばん美しく見える冬の日の出。

・今年の1月22日7時7分の日の出。

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日の出を望む窓は、正確にいえば、東南を向き、そこにスカイツリーを望むことができます。
つまり、冬は、真東ではなく東南から太陽が出るということ。

そして、太陽は、冬至の日が、東南のいちばん端っこに出て、それから東へと日の出の位置を移動してゆきます。

スカイツリーを目安にするとよくわかりますよ。
手持ちの撮影写真では、コレがいちばん東南寄り。

・今年の2月1日7時5分の日の出の様子。

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すこし、位置がずれましたね。

そして、夏至のころは真東に出て…。

そこからゆっくり南へ移動し、7月中旬は、アパートの窓から東側に身を乗り出してやっと撮れる方向に出る。

・2010年7月16日4時55分ごろ。

2010年7月16日朝4時55分

8月になると、少し東南よりに移動しつつもまだスカイツリーのある東南の方向には程遠い。

・2013年8月12日5時12分ごろ。

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このあたりになると、朝の明るさに慣れてくるので、昼間はそう眠くなく。
…あっ、嘘です。
夏の寝苦しい夜のせいで、やっぱり昼間眠いかも(笑)。

と言いつつも、この光景のおかげもあって、夜型→朝型にライフスタイルを変えることができたかも。

日の出の様子は、あと少しで見えなくなるけれど、都会に住んで、10年以上もこの光景に癒し続けてもらったというのは、何よりもの贅沢だったのかもしれません。

まだまだ、日の出の写真があるので、また何回かにわけでこちらでも紹介してゆきたいと思います。

◆今日は、2014年4月18日/旧暦3月19日/弥生己未の日