さて、2014年も8月に突入しました。
となれば、我が故郷東北は、夏祭り三昧の季節です。
…って、日本列島津々浦々、7月・8月は夏祭りだらけなんでしょうが、やはり東北の祭り密度は半端じゃあないような気がします。
とこのように、ことさらに故郷東北の夏祭りに気持ちが動くようになったのは、3.11の東日本大震災の復興を祈って始められた六魂祭のおかげ。
それを、母の家がある福島にて体験してしまったからなのでした。
我が目には、素晴らしすぎた!東北の夏祭り
六魂祭は、言ってみれば東北六県の夏祭りのダイジェストバージョン。
青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり…と、主要な夏祭りのクライマックス部分をパレード形式に構成し、東北の県庁所在地を回ります。
今年は、山形。
そして、昨年は、母の家のある福島にて開催。
とにかく、東北で育ったというのに、これらの祭りを知らないまま年を取ったとは!が、素直な感想。
シテヤラレタ気分満載です。
といっても、お盆帰省直前の今頃って時期が悪すぎ、けっきょく今年もひとつも行けずじまい。
ということで、このブログに、書き散らし、その無念を晴らしてみようか…という次第です。(おおげさ・笑)
(※以下写真は、2013年の福島開催時に撮影したものです。)
いちばん好きなのは、秋田の竿燈まつり
この祭りの見どころといえば、重さ50kg、12mの高さという、巨大すぎる竿燈を自由自在に操る妙技。
長い竿を十文字に構え、それに提灯を大量に付けたコレを数人で交代で掲げるのですが、掲げるときは一人で肩や額を使ったりする職人芸です。
これがまた、思っていたよりずっと大きく、そしてその意匠がすばらしすぎ。
見てくださいたとえばコレ!
これなんかもっ!
…って、運んでいるところばかりですみません。
本番ではこの竿燈が空に向かってすっくと立ちます。
しかし、とにかく、提灯に施された模様が半端なく美しい。
これに火を入れたのが、約260本。秋田市内のメインストリートを埋め尽くすのだそうです。
うーん、見たいっ!
と思いすぎて、悶絶しそうになります。
ねぶた祭りはハネトの存在とその衣装に魅了されまくる。
ねぶた祭りは、あの巨大なねぶた灯籠が有名ですが、それとともに飛び跳ねながら練り歩くハネト!
その存在を知りませんでしたので、まずは衣装の可愛さにびっくり!
オトコもオンナも、これを被って、さらにカワイイ衣装も身に着け、鈴の音を奏でてはねまくります。
しかし、伝統的衣装ってのは、ぐるりまわって、なんとなくアバンギャルド。
うまく撮れなかったんですが、全身も見てください!
なんか、ファッションブランド、コムデギャルソンのたたずまいすら感じます。
ちなみに、この正式な装束をまとってさえいれば、観光客でもハネトとして、どの団体のねぶたにでも参加可能。
青森県内のスーパーでもデパートでも、花笠以外は売っているんだそうですよ。
さらには、ねぶたの運行ルート上には衣装のレンタルもあるんだとか。
東北の北端の夏祭りは、なんだか自由で開放的なにおいがしますね。
衣装といえば、盛岡さんさ踊りも負けず劣らずかも
前に太鼓をかかえた姿は、けっこう写真で見たことがあったのですが、始めてみた後姿に感銘を受けました。
被っている笠も、ねぶたハネトとはまた違った可愛さです。
ちなみに、蓮の花をモチーフにしたものなんだそうで、上からみるとこんな風。
ああ、ああ、かわいいっ!
まじかには出会えず、写真撮影ならずですが、山形の花笠まつりも宮城の七夕まつりのパレードで踊るすずめ踊りの衣装も、もちろん、かなりかわいい。
ひとつ、巨大なわらじを男たちが運ぶ、回転させるという勇壮さが売りのわらじ祭りは、華やかさがないのがやや欠点。しかし、近場で見ればかなりの迫力なんだそうです。←実はこれも見たことがない。
とりあえず、東北夏祭りの日程もまとめてみました。
・青森ねぶた祭 8月2日~7日 →公式サイト
・秋田竿燈まつり 8月3日~6日→公式サイト
・盛岡さんさ踊り 8月1日~4日→公式サイト
・山形花笠まつり 8月5日~7日→公式サイト
・仙台七夕まつり 8月6日~8日→公式サイト
・福島わらじまつり 8月1日・2日→公式サイト
うーんこうして並べてみると、開催地は、ぜんぶ新幹線の最寄り駅かぁ…と今更ながら改めて認識。
するってーと、1年に一か所ずつ、日帰り見学って…無理?
とか、思う私。
むむむむむ~ん。
ついでにこんなサイトも見つけちゃいました→東北夏祭りネットワーク
やっぱ、東北は、夏祭り密集地帯かも。
◆今日は、2014年8月1日/旧暦7月6日/文月甲辰の日