今日は二十四節気の「大寒」、いよいよ寒さのピークです。今年はそのとおりに寒いっ!!/1/20=旧12/1・丙申

今日は、二十四節気「大寒」です。

「大きな寒さ」ですから、文字通り寒さの絶頂期。

いつもの『暦便覧』でも、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」といっています。
とにかく暦の上では、1年でもっとも寒い季節の到来です。

実際、今年は「小寒」(1/6)の「寒の入り」から、「寒の内」の名の通り、寒かった気もいたしますね。

といっても東京地方の寒さの底は、例年はまだまだ先。
2014年の初雪は、12月14日の夕刻でしたが、本格的に大雪が降るのは、2月に入って「立春」も過ぎてからのコトが多いみたい。

2014年の初大雪

昨年の大雪はじめも、たしか2月上旬だったかと思います。

二十四節気がぴったりくるのは、東北の岩手以北?

「二十四節気」は、古代中国の発明で、その中心地であった中国の華北地方の気象状況に併せて作られました。

地図帳を開いてみましょう!

中国華北地方を、今の中華人民共和国の地図にあてれば、国の北東部。
黄河以北の北京を越えてモンゴルと接するあたりまでをいいます。

おなじ緯度で東の日本に移動すれば、東北の岩手以北のあたり。
たぶん、気候的にも、そのあたりがぴったりくるんじゃあないかなぁ。

手袋が必要になるのは「小寒」から「大寒」あたりかも?

北国に比べれば、東京地方の「寒の内」も「大寒」も、おだやかなものですが、それでも空気が凛と凍えて、外出時には、唯一手袋が必要な時期到来
…とはいえるかもしれません。

てぶくろ

ということで、タンスの奥からごそごそと出してきました、手袋。

今日はやっけに寒いなぁ…などと、暗い曇天を恨めしく見上げる日があるのもこの「大寒」前後。
見上げていると、いつしか、ふわふわ空を漂う綿のようなもの…ああ、雪です。

そのまま夕刻から深夜をまたぎ、しんしんと雪が降り積んだ早朝には、街の空き地や軒下に様々にユニークな雪ダルマがいっせいに出現。

雪だるまカルテット2014

おおっ!なんと個性的なっ!

雪だるま?2014

…なんてことを期待しましたが、残念ながら今日は晴れの「大寒」日になりそうですね。

しかし、これからは、東京も雪が降る可能性が高い季節、これだけ寒い日が続いたのですから、今年も一度ぐらいは、路地や空き地に雪だるまを眺める日もくるでしょう。

こうご期待っ!

東京では、大雪が降れば、実は、もう春近し。

暦の上でも、あと15日ほどで、季節が一巡。
また新しい年の「立春」=春がやってきてしまいます。

寒い寒いと厄介者あつかいをした日々も去れば去ったでさびしいもの。
「大寒」という言葉を聞いたら、たとえそれが極寒だったとしても、楽しんで受け入れてみようかなぁ。

ちなみに、今日は今年初めての新月。
寒さの底の日が、新しいスタートの1日って年なんですね。

なんか、キリっと、潔い1年になりそうな気がしてきました。

◆今日は、2015年1月20日/旧暦12月1日/師走丙申の日/新月っ!
◆日の出 6時49分 日の入16時55分/月の出 6時02分 月の入16時45分