3月の半ばあたりに、江戸時代の潮干狩りを思いすぎて、貝を買いそこなった私。
(…あっ!だじゃれ?)
それならば、旧暦3月3日すぎまで買わないでおこうか…と、ずーっと待っておりました。
なにせ、江戸東京の歳時をつづる書(にして、このブログの参考書)『東都歳時記 1』 (東洋文庫)によれば、「汐干(しおひ)は、3月より4月に至る。其内3月3日を節(ほどよし)とす。」
…といっておりましたしね。
蛤(はまぐり)も浅利(あさり)もぐーんと安くなってましたっ!
いやぁ、古人の話は聞いとくもんですねぇ。
3月半ばの頃より、三割ぐらい安くなってない?
ってコトで、浅利に、予定外の蛤まで買ってしまった!
で、ぜーんぶ並べて、貝の柄も楽しみます。
まずは浅利。
…だって、なんか美しくないですか?
特にこんな色合いのセーターとか欲しいな。
こっちは、こんな裾模様のスカートとかいいんじゃあない?
…って感じで浅利は、貝殻の模様がいろいろあって面白いのです。
蛤(はまぐり)は、そーでもないんだけどね。
新暦はもちろん、旧暦3月3日も過ぎたけど、ひな祭り祝のつもりで蛤の潮汁を
蛤の貝殻の模様バリエーションは少ないんだけど、お汁のほうは、あまりに簡単!
なのに美味しい!!
まずは、蛤の潮汁からいってみますっ!
どのぐらい簡単かと言えば、普段から水出ししている昆布水(瓶に水と昆布の切れ端を入れておく)に、蛤を加え、中火⇒塩、酒少々でひと煮立ち。
で、基本できあがりです。
添えるなら菜の花の塩ゆでかなぁ。
と思ったら菜の花が売られてませんので、紫蘇にしました!
ああ、残念っ!
この間の天候不良の影響かな?
今年の春は、どーも雨ばかりだもんね。
それでも、蛤から出たおだしは、ほんとーに美味しいので、まあいいでしょう。
浅利の方は、お決まりのボンゴレビアンコでもつくろうかな~♪♪
でも、あれも菜の花を入れると美味しいんだよなぁ…。
うーむ。
◆今日は、2015年4月23日/旧暦3月5日/弥生己巳の日
◆日の出 4時59分 日の入18時20分/月の出 8時34分 月の入22時50分