お彼岸の中日「秋分」と同時に、ホントの七十二候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」(9月23日~ 9月27日)に入っております。
昨年は、9月中旬ぐらいまでゲリラ豪雨&台風続きの中当然のように鳴りまくってたカミナリは、この時期ホンキで気配を消した。
しかし、今年は、大量の雨が緩やかにいつまでも続き、河川氾濫→北関東から東北へと未曽有の被害を残していったけど…。
カミナリ…。
今年は、あんまりならなかったかも?
「雷乃収声」って言ってもなんだかピンとこない2015年初秋です。
ってコトで…。
今年も迷わず、勝手七十二候「秋桜咲盛」としてみましょう!
一応、「こすもすさかんにさく」と読ませますが、ほらそのとおり!
お彼岸帰省で帰った、母の家の裏庭は、マジでコスモスが盛ん!
夏は、向日葵&朝顔が、もう駆除が難しい雑草のごとく席巻しておりましたが、あっという間に様相を変えて、これからしばらくはコスモスの天下です。
コスモスの花は、繊細でか弱いイメージ…?
と信じているヒトは、きっと都会生まれの都会育ち。
秋口に花屋を飾る、コスモスしか見たことないとお見受けします。
この花は、こう見えて、しぶとく。
たとえば、台風がやってくると、さまざまな秋の花や実りの無事を思うのに対し、このコスモスひとつは心配なし。
その台風になぎ倒されようが、少々水に浸ろうが、大丈夫。
風がやみ、水が引けば、コスモスは自らむっくと弓なりに立ち上がり、そこに新たな根をおろして平気で新しい花を咲かせ、なにごともなかった顔して咲いている。
そもそも、1年草のくせに昨年のこぼれダネをほおって置けば、翌年、ちゃっかりおなじ場所に芽を出す。
芽生えたころからコスモスとわかる葉っぱなもんで、「ああ、これは、コスモスの芽」とヒトは特別扱い。
草むしりのときも、ついついよけておいて…。
大間違いだったと思うのは、コスモスがあらかた生長したあとです。
知っているっていうのに、毎年コレを繰り返し、けっきょく、コスモスにしてやられている人間たちです(笑)。
ああ、可愛い顔してしぶといねぇ。
ヒトに例えたら、いちばん侮れないキャラクターかも。
たくさんあるから、大地からたくさんいただき活けてみました。
こんなコトができるのも、母の家の裏庭に、無尽蔵なぐらいのコスモスがあるからなんで…。
こっちは、今年の母の裏庭を席巻する雑草とアレンジしてみた。
ああ、ムダに広い土地(ホントは、畑なんですが…)が、あるって楽しいなぁ。
今年も、勝手七十二候「秋桜咲盛」を堪能
で、もう一回ぐらい、コスモスを飾ってもいいかなぁと、花屋へ行って…。
高いから、そのまま手ぶらで帰ってきました。
なんで、東京の空き地には、コスモスがそだってないんだろうなぁ…そういえば。
今年は、種を運んで、どこかに密かにまいてみようか?
…と、彼岸も過ぎて、深まりつつある秋空の下、かなり真剣に考えております。
◆今日は、2015年9月24日/旧暦8月12日/葉月癸卯の日
◆日の出5時30分 日の入17時36分/月の出14時48分 月の入0時43分