彼岸も過ぎつつあって、9月も末。葛の花も咲きましたよ!
たしか…。
女郎花や藤袴が咲いた9月上旬には、まだまだこんな小さな開花。
どちらかといえば、生い茂った葉っぱが重たそう…な葛の棚。
って、葛に対して、こんな風流な育て方するのって、向島百花園ぐらいじゃあないかなぁ…。
秋の七草というには、樹木みたいな存在感の葛
だけど、晩秋には、ちゃんと枯れて、冬から春は、姿かたちもないんですよね。
これも正真正銘の草。
それが、初夏から盛夏に向けて、どんどんどんどん、どんどん育ち。
普通は、駆除の難しい、厄介者あつかいの草。
こーんな感じだもんねぇ。
それでも、この存在感で「葛だっ!」とわかれば、近寄って見る。
赤紫の花がちゃんと咲いていますよ。
美しいけど、やはりごつくて、丈夫そうな花。
同じく、葉っぱも蔓も、根っこも、植物界の健康優良児って感じ。
その根っこからは、あの繊細な「葛」がとれるとは、同じ名前であっても、やっぱり「???」。
蔦は、めっぽう長く育つものだから、昔は籠や桑折などもよく作られた。
今は、作らないのかなぁ?
郷土資料館などによくある、昔の農家の道具なんかに、よく混じってたりして、それは、よーく使い込まれれてつやつや素敵なモノだったりします。
実は、その実用性と、ずうずうしいぐらいの生命力にて、秋の七草のなかでいちばん好きな花だったりもします(笑)。
さてさて…。
<秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば
七種の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝顔の花>
山上憶良が詠った秋の七草は、いよいよ、萩(はぎ)を残すのみとなりました。
いや、ホントは、もう咲いてるんですが、まだあの場所の最盛期を見に行っていないのでちょっと保留とさせていただく次第です。
あの場所って?
もちろん、向島百花園の、萩のトンネルのコトですよ。
こうご期待っ!
◆今日は、2015年9月25日/旧暦8月13日/葉月甲辰の日
◆日の出5時31分 日の入17時35分/月の出15時33分 月の入1時48分