季節の暦・七十二候は、今日から「蟄虫坏戸」に入りました(9月28日~10月2日)。
「むしかくれてとをふさぐ」と読んで、虫たちも冬ごもりの支度をはじめる頃という意味です。
ええっ!そうなの?
つい、こないだ秋の虫たちを放ったばかりじゃあないですか?
と、独り言ちたのは、向島百花園にて。
しかし…。
七十二候「蟄虫坏戸」の頃は、萩が満開!
虫たちが冬ごもりのコトなと考えず、懸命に鳴いていたころ(8月末)は、まだ葉っぱしかなかった。
もっと言っちゃえば、「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」(3月6日~10日)の頃。
…じゃなくて、その1か月後ぐらいの時期は、こんな風。
それが、こうも美しく萩で彩られるんだもんなぁ~♪♪
ちなみに、トンネルを側面から見ても…。
満開ぶりが見事です。
灯台下暗しで…。
なんと!
我がご近所も萩は勢いを増してたみたい。
向島で、萩に目が明いたみたいで、こんなに街中に萩が植えられていたんだぁ…と、あちこちで萩に遭遇します!
特に、JR日暮里駅から谷中霊園側に出て、「夕焼けだんだん」(という石段があり、その先が「谷中ぎんざ」という商店街)を降りて、最初の路地を左折→しばし行ったところにある「萩寺」。
そう呼ばれるだけあって、もう、萩がこんもり!
勢いよく噴出した噴水のこどく、盛んに咲いております。
白も…。
赤も…。
美しく勢いよく咲き誇ってますねぇ。
こうして秋の七草は咲きそろい、秋は深まり、今年も冬が早い…のかな?
まだ、汗ばむ日もあるから気がはやいだろうか?
実は、「地球温暖化って、夏と冬だけの極端な季節展開になるもんだ」というのが、ちかごろの実感なもんで。萩を見ると、ああ、もうすぐ冬かぁ…と思ってしまう自分がいます。
◆今日は、2015年9月28日/旧暦8月16日/葉月丁未の日
◆日の出5時33分 日の入17時30分/月の出17時40分 月の入5時16分