今日を含めて、2015年乙未(きのとひつじ)の年も、あと4日!
ひゃあ、いよいよ押し迫ってきましたねぇ。
しかし、今年は順調な暮れ。
・江戸人を真似して、12月13日から少しずつ掃除をはじめ、すでに終了。
・松飾りとはいかないが松も迎える予定。(単に、松の枝を花屋さんから買ってくる…)
・鏡餅も無事用意して(小さいけどね)。
・お正月の室礼案もほぼ固まってるし(年末の神社仏閣の年中行事でいただいたもの+正月の花+干支玩具でゆくつもり)
あとは、「しめ飾り」をどうするか…って事かしら?
年末年始は実家帰省がきまりなので、毎年この件を迷ってやはり今年もそれはなし。
と思うのですが、その割にしっかりと品定めなどは欠かさない年末。
…だったりもする。
最初は、とある民芸店のしめ飾り展
場所は、青山のべにや民芸店という知る人ぞ知る、全国の民芸品が充実したお店。
ある年の年末に通りかかって、まずは、店先に飾られたお伊勢さんの「笑門」の飾りが気になって…。
店内に誘われるように足を踏み入れ、わわわわっ!
わわわわわわっ!!
藁細工の洪水に驚いた。
藁で編まれ、そこに木札や和紙でアクセントを施した美しい意匠の数々。
素材の藁は、今年収穫したものらしく、あたりは、太陽のヒカリを浴びた稲の香りで満ちていた。
唖然と眺めてているうちに、ふと涙まで出てくる始末。
ああ、コメの国ニッポンの面目躍如!
しめ飾りが一同に会し、まずはただただ驚くばかりでありましたものの、これはいかんっ!
しめ飾りもきちんと見ておかないと!
…と、またもムダに決意だけ大きい私。
我が家に飾るものはさておいて、とにかくこのシーズンはしめ飾り探索のみは、ひそかに実行。
しかし、時々、その魅力に抗いがたく。
手に入れてしまうこともあるのだよねぇ…。
写真は、昨年末に入手した島根県出雲地方のお正月飾りで「亀飾り」。
藁で作った亀って、どうも私の琴線にふれまくるみたいです。
年末の東京の街には、なんと!
各地の「稲わらしめ飾り」があふれてたっ!
いや、どうしたのかな?びっくりです!
たとえば…。
・銀座三越7Fにあるジャパンエディションというコーナーでもしめ飾り展があったり。
(あとで、べにや民芸店のフェイスブックをみたら、やはりここの展示と関係あるみたい)
お願いして、少し写真に撮らしていただきました。
(ホントは基本禁止なのに、お願いしたら、店員の方がお忙しいのに立ち会ってくださった。ありがとうございます!)
・有楽町の無印良品に、そのあと寄ったら、行ったら、やはり色々な地方の「稲わらのしめ飾り」が販売されいたり⇒ワークショップもあったみたいです。
・花屋さんには、佐賀(あっ!滋賀県かも)から仕入れたという亀のしめ飾りがこんな!
…という具合。
なんかすごくないですか?
東京は、ヒトが大量に集まり行き来する場所だから、もっと日本津々浦々の美しいモノやコト、見つけて紹介したらいいのに。
特に、その地方でしかできないモノやコトを優先的にね。
そしてそれがいいなと思ったら人はそこへ訪ねてゆこうっ!
…と、私は、この街にショウケースみたいな役割を期待していて、それが、ひとつ始まった?
なあんて、勝手に思う。
しめ飾り、今日が最終チャンスですよ!
師走の28日の今日は、注連飾りを飾るには、最終日です。もちろん、松飾も門松も同様。
なぜならばというと…。
・「九」が「苦」に通じる29日は絶対にNG。
・30日はぎりぎり過ぎる。
・31日になってしまうと「一夜飾り」なんでやっぱり避けたい。
正月、玄関に注連飾りは、門松や松飾とともに、お正月にいらっしゃる歳神サマの依代(よりしろ)。
同時に、ヒトに災いをもたらす禍神(まがかみ)の家への侵入を防ぐものなんだそうです。
最後に、飾る作法を間違わないよう。
これが、年越しの準備の最終コース。
作法をきっちり守って、来年は良い年になりますようにっ!
あっ!あとはおせち料理かっ!
ああっ!年越しそばも忘れずにっ!
ふーっ、まだまだいろいろありますねぇ。しかしそれも楽しい年末年始の忙しさなんです。
◆今日は、2015年12月28日/旧暦11月18日/霜月戊寅の日
◆日の出6時49分 日の入16時35分/月の出19時34分 月の入8時33分