我が家は今年用意しないんですが、やっぱり、探して回りたくなる藁のアート!しめ飾りを求めて街を回遊しました。/12/28=旧11/18・戊寅

今日を含めて、2015年乙未(きのとひつじ)の年も、あと4日!

ひゃあ、いよいよ押し迫ってきましたねぇ。

しかし、今年は順調な暮れ。
・江戸人を真似して、12月13日から少しずつ掃除をはじめ、すでに終了。
・松飾りとはいかないが松も迎える予定。(単に、松の枝を花屋さんから買ってくる…)
・鏡餅も無事用意して(小さいけどね)。
・お正月の室礼案もほぼ固まってるし(年末の神社仏閣の年中行事でいただいたもの+正月の花+干支玩具でゆくつもり)

あとは、「しめ飾り」をどうするか…って事かしら?
年末年始は実家帰省がきまりなので、毎年この件を迷ってやはり今年もそれはなし。
と思うのですが、その割にしっかりと品定めなどは欠かさない年末。
…だったりもする。

最初は、とある民芸店のしめ飾り展

場所は、青山のべにや民芸店という知る人ぞ知る、全国の民芸品が充実したお店。
ある年の年末に通りかかって、まずは、店先に飾られたお伊勢さんの「笑門」の飾りが気になって…。

笑門飾り

店内に誘われるように足を踏み入れ、わわわわっ!

しめ飾り

わわわわわわっ!!

しめ飾り

藁細工の洪水に驚いた。

藁で編まれ、そこに木札や和紙でアクセントを施した美しい意匠の数々。
素材の藁は、今年収穫したものらしく、あたりは、太陽のヒカリを浴びた稲の香りで満ちていた。
唖然と眺めてているうちに、ふと涙まで出てくる始末。

ああ、コメの国ニッポンの面目躍如!

しめ飾りが一同に会し、まずはただただ驚くばかりでありましたものの、これはいかんっ!
しめ飾りもきちんと見ておかないと!
…と、またもムダに決意だけ大きい私。

我が家に飾るものはさておいて、とにかくこのシーズンはしめ飾り探索のみは、ひそかに実行。
しかし、時々、その魅力に抗いがたく。

亀飾り

手に入れてしまうこともあるのだよねぇ…。
写真は、昨年末に入手した島根県出雲地方のお正月飾りで「亀飾り」。
藁で作った亀って、どうも私の琴線にふれまくるみたいです。

年末の東京の街には、なんと!
各地の「稲わらしめ飾り」があふれてたっ!

いや、どうしたのかな?びっくりです!

たとえば…。

・銀座三越7Fにあるジャパンエディションというコーナーでもしめ飾り展があったり。
(あとで、べにや民芸店のフェイスブックをみたら、やはりここの展示と関係あるみたい)

銀座しめ飾り

お願いして、少し写真に撮らしていただきました。
(ホントは基本禁止なのに、お願いしたら、店員の方がお忙しいのに立ち会ってくださった。ありがとうございます!)

・有楽町の無印良品に、そのあと寄ったら、行ったら、やはり色々な地方の「稲わらのしめ飾り」が販売されいたりワークショップもあったみたいです。

・花屋さんには、佐賀(あっ!滋賀県かも)から仕入れたという亀のしめ飾りがこんな!

亀飾り
…という具合。
なんかすごくないですか?

東京は、ヒトが大量に集まり行き来する場所だから、もっと日本津々浦々の美しいモノやコト、見つけて紹介したらいいのに。
特に、その地方でしかできないモノやコトを優先的にね。
そしてそれがいいなと思ったら人はそこへ訪ねてゆこうっ!
…と、私は、この街にショウケースみたいな役割を期待していて、それが、ひとつ始まった?
なあんて、勝手に思う。

しめ飾り、今日が最終チャンスですよ!

師走の28日の今日は、注連飾りを飾るには、最終日です。もちろん、松飾も門松も同様。

なぜならばというと…。
・「九」が「苦」に通じる29日は絶対にNG。
・30日はぎりぎり過ぎる。
・31日になってしまうと「一夜飾り」なんでやっぱり避けたい。

正月、玄関に注連飾りは、門松や松飾とともに、お正月にいらっしゃる歳神サマの依代(よりしろ)。
同時に、ヒトに災いをもたらす禍神(まがかみ)の家への侵入を防ぐものなんだそうです。

最後に、飾る作法を間違わないよう。
これが、年越しの準備の最終コース。
作法をきっちり守って、来年は良い年になりますようにっ!

あっ!あとはおせち料理かっ!
ああっ!年越しそばも忘れずにっ!
ふーっ、まだまだいろいろありますねぇ。しかしそれも楽しい年末年始の忙しさなんです。

◆今日は、2015年12月28日/旧暦11月18日/霜月戊寅の日
◆日の出6時49分 日の入16時35分/月の出19時34分 月の入8時33分