「寒木瓜」が燃えるように咲いています。…っていうか、実は、木瓜も早いものは11月ごろ咲いて、冬を越すことを最近知った。/1/29=旧12/20・庚戌

寒木瓜が、ひとり燃えるように咲いていますっ!

これは、先日花観察に行った際に撮った皇居の庭の寒木瓜(ぼけ)の花。

寒木瓜

冬の皇居は、他にもいろんな花が咲き始めていたけれど、蠟梅の黄色と寒木瓜の赤が、やはり今ごろ一番目立つ存在かも。

といっても、この私。

昨年の冬に、この木瓜が咲くのを発見し…。

11月の寒木瓜

こりゃまた、乱れ咲きか?とやや気の毒に思ったほど、この「寒木瓜」って存在を知らなかったのでした(笑)。
木瓜(ぼけ)って春の花とかたくなに思ってたんだよなぁ…。
しかも冬の咲き始めはかなり弱弱しい風情だったし…。

それが冬の寒さの中ではひときわ元気。
寒木瓜

冬桜も寒桜もあるし、冬牡丹だってあるってのにねぇ…。無知!

寒木瓜は上元の頃咲くので「上元紅」とも

上元とは旧暦1月15日のこと(中元=7月15日←お中元の由来です、下元=10月15日…で、こちらは雑節のひとつ)で、それはそのまま小正月の日でもある。
と、それが名前に付けられているってコトは、冬咲く木瓜を人々はかなり珍重したってことでしょうね。

確かにね。
この寒さの中、凛と咲くその佇まいは、ステキです。

一応、豆知識的に…。

ちなみに、木瓜って名前は、こちらの実の形状からの連想。
実

瓜に似たものが木に成ってるっ!てことで「木瓜(ぼっか)」⇒なまって「ぼけ」と呼ぶようになったんだとか。
いや、わざわざなまらせることなかったと思うよ、「ぼっか」のほうがいいような気がする。
こんな凛とした花に「ボケっ!」てなぁ…。

◆今日は、2016年1月29日/旧暦12月20日/師走庚戌の日
◆日の出6時44分 日の入17時04分/月の出22時00分 月の入9時25分