今日は、水戸藩士の蘭医・柴田方庵のおかげをもって
ビスケットの日。
1855年(安政2年)の今日、長崎に留学していた水戸藩士の蘭医・柴田方庵が、「パン・ビスコイト製法書」を同藩の萩信之助に送ったのを由来とするのだそうで、これが、ビスケットの製法を記した日本初の文書なんだとか。
ふーむ。
このことを、数日前に偶然ウィキペディアで知ったのですが、「ビスケットの日」なんて、なんでも記念日にするねぇ。
加えて、驚いたのは、江戸時代に水戸⇒長崎に学びにゆくのは「留学」と言ったコト(まああたりまえか)&水戸藩士で蘭医なんで、てっきり藩命により、西洋医学を学びに行ったのかと思ったら、ビスケットの製法??…とコレは素朴な疑問です。
なんか、ちょっと、本題に行きつく前に突っ込みどころまんさいな感じの記念日です(笑)。
柴田方庵は、長崎の開業医にして日本で初めて牛痘接種をしたひとり
水戸藩士とはいっても、実は、柴田方庵は31歳から長崎に行きっぱなしで、その地で開業医として人生をまっとうした方。
そして、牛痘接種は、幕末期までの長い間日本で何度も大流行した致死率の高い天然痘の予防接種。
つまり、柴田方庵は、江戸医療界では、ひそかにパイオニアのひとりみたいではないか?
それがなぜビスケット?
ビスケット=西洋の保存食ってコトで、水戸藩は兵糧として着目
ああ、そうゆうことですかと氷塊。
当時、海外情報は、長崎からしか入ってこないし、そこに水戸藩にいた蘭方医がいるとなって、製法を送ってもらうように依頼したってコトですね。
そして、無事「ビスケットの製法」を水戸藩に送った旨を、日記に書き記した日が2月28日。
…ふーむ。
なんか、事のついでくさいなぁ。と個人的には思っちゃうんだけど。
まあ、たまにはビスケット食べたいし、いいかぁ。
さっそく買ってきましたビスケット!
そういえば、すーっと和菓子三昧だったので、新鮮です。
気に入りの「ロイヤリティ オートビスケット」。
オーツ麦と小麦全粒粉のビスケットですが…。
柴田方庵のビスケットは兵糧目的だそうだから、もっと水分の少ない堅焼きの乾パンみたいなものだったんだろうなぁ。
ちょっと違う気もするのですが、まあたまに食べるなら好きなビスケットでってコトで。
ついでに、こっそり言いますが…。
今日のビスケットの日の由来がもうひとつ。
ビスケット=ラテン語「2度焼かれたもの」の意味⇒「2=に、8=や」⇒「に(2)どや(や)かれたもの」の語呂合せもあるんだとか。
っていうか、好きだよねぇ~、記念日の語呂合わせ。
こんな由来、この後に及んで不要では?
ああ、「そこは、黙っときなよ」と思ったけどつい言ってしまう私です(笑)。
◆今日は、2016年2月28日/旧暦1月21日/睦月庚辰の日
◆日の出6時14分 日の入17時34分/月の出22時33分 月の入9時02分