毎年、3月3日と4日は、調布深大寺のだるま市ですっ!
早いところでは、師走の行事、多くは正月行事のひとつでもある「だるま市」。
なかでも、富士市の「毘沙門天祭だるま市」(旧暦1月7日~9日=2月上~中旬)、群馬の「高崎だるま市」(1月6・7日)は有名で、そこに我が東京・調布の「深大寺だるま市」(3月3・4日)を加えて「日本三大だるま市」と呼ばれているそうです。
いやぁ、しかし、深大寺のだるま市が、最終コースの3月でよかったよぉ。
正月だの2月だのって、寒さ厳しいときに、武蔵野の奥まで行くのはちょっと…。
しかし、もう桃の節句も迎え、気分は春。
ってコトで…。
今日は、朝も早くから昨年のだるまさんに目を入れます。
昨年のだるま市で、お坊様が入れてくださった「阿(あ)」の目。
本日、その反対側に、自前で入れた「吽(うん)」の文字。
よーく調べて書いたから、カタチは間違ってないけど、お坊様に入れていただいた「阿」の字に比べて、不格好かも?
昨年、だるまを求め、「大願成就」を願ったものの、ちょっと野望過ぎたかしら?
ってな感じ。
とはいえ、淡々と無事幸せに過ごせたので、そのお礼を込めて目を入れさせていただきました。
深大寺のだるま市は、「厄除元三大師大祭」の門前市
比叡山中興の祖といわれる「慈恵大師」を由来とする「厄除元三大師大祭」が行われるのが、昨日&今日というコトで、そこにお参りする方々目当て、門前や参道にだるまなどの市が立った。
…というわけで、深大寺のみ、春告げのだるま市となった模様。
境内は、二日とも終日「厄除元三大師大祭」の式次第が進行中。
拝殿からは、読経が絶え間なく漏れ聞こえてきているはずです。
そして、私は、昨年からいっしょにいらしただるまさんとともに、「お練り行列」をめざし、いざっ!調布の地へ!
…っておおげさか?
いやいや、上野近辺から調布駅は、ことのほか遠いのですよ。
さらに調布駅から徒歩20~30分。バスでも約15分。
御練行列は、「厄除元三大師大祭」のクライマックス!
目指す御練行列は、両日とも14時にスタート。
良い場所をとって待機する必要があるので、30分前にはスタンバイオッケーの検討で行く。
行列は、ゴーンという鐘の音とともに始まって、境内からスタートして、しばし、門前の界隈を練り歩き(というか、もうあたりは祭り屋台だらけなので、屋台の間を練り歩いてる感じですが…)⇒山門より入り、拝殿へというコース。
もちろん、山門の内側が、私の定番位置ですが、まあ、わが身の運と状況によっていろいろです。
ってコトで、御練行列の様子は、一昨年のブログにて!⇒素晴らしき深大寺の「お練行列」
ちなみに、この衣装の方々が通る時が、いちばんココロ躍るという意味で、張り付けときます。
朱色の衣に美しい金襴の袈裟姿の方々は、袈裟の豪華さから、位の高いお坊様方と推定。
忘れず昨年のだるまさんをお納めし…。
今年のだるまさんをひとつ選んで帰る。
といっても、だるま露店もたくさんあり過ぎて、どれがなんだかわからないんで、私はずーっと同じ露店主のものを、毎年買うと決めております。
場所も毎年同じみたいなので、昨年のだるまさんをお納めした足でそこへむかいます。
そして、新しいだるまさんには、深大寺のお坊様に「阿」の目を入れていただく。
購入しただるまは、境内で目を入れていただけるのが、ここのバリューです。
あれれ?金のだるまさんってもあったんだ!(←だからといって、これは選ばないんだけどね)
ちなみに、「阿」の字はものごとの始まりを意味するそう。
そして、1年後の今日、願いがかなったダルマの右目にいれる「吽」の字は、「ものごとの終わり」の意味。
おかげさまで毎年、しみじみと良い1年。
ありがとうございますと、静かに唱えて、新しい「阿」の字のだるまさんと家路をたどって帰ります。
◆今日は、2016年3月4日/旧暦1月26日/睦月乙酉の日
◆日の出6時07分 日の入17時39分/月の出2時06分 月の入12時35分