由緒正しきお正月の和菓子「花びら餅」忘れてたっ!あったっ!滑り込みセーフっ!/旧暦12/13・辛酉

雪だ!寒い!氷点下だ!と振り回されて、気づけば1月末。

1月終わるよ、なにか忘れてませんか?
…と自分に問うてみた。

忘れてました「花びら餅」

花びら餅

これは、お正月にしかいただけない縁起和菓子。

歴史も長いし、高貴な由緒もばっちりあり、世が世なら庶民の私の口に入ることもない。⇒その由来についてはこちらをよろしかったら。

だからこそ、毎年、違う和菓子屋さんのモノを忘れずにいただこうと思ってたのに、昨年も食べそびれ。
今年も危ないとこでした。

セ~ふっ!
で、今年は、京都の老舗「仙太郎」のもの。
昨年から、ひそかにマイブームの和菓子店です(←ひととおり食べてみたい!と意気込んでますが、限定品含め種類が多く、一巡はけっこうかかる?)

見かけは、淡いピンクの可愛いお菓子。
その正体は、餅に牛蒡、人参に味噌

ちょっと前なら、なかなか手に入らなかった「花びら餅」も、今は案外入手可能。
ですが、ここまで本格的なのもなかなかないかも。

花びら餅の中身

…と、中身を開いて眺めて思う。
オレンジの四角が人参、その下の白いのが白みそ、茶色い棒状のものが、見た目通りの牛蒡でござい。

かつては、宮中行事で、天皇の長寿を祈る「歯固めの儀式」で供された食事が「花びら餅」の原型。⇒詳しくはやっぱこっちね
御菓子というより、お雑煮に近かったそうですが、「仙太郎」のは、材料だけを見れば、まさに雑煮のごとくです。

あなどれない和菓子店だなぁ。

たぶん、今年も、ここぞという時は御菓子を探しに行くでしょう。
ってことで、眺めまくってばかりおらずにいただきますっ。

ぼやぼやしてると、そろそろ節分&立春ですって、ああ、間に合ってよかったぁ。

◆今日は、2018年1月29日/旧暦12月13日/師走辛酉の日/月齢12.0日
◆日の出6時44分 日の入17時05分/月の出14時37分 月の入4時07分