今日は、二十四節気の「穀雨(こくう)」です。
文字を見ただけでわかる「穀物に恵みの雨が降り注ぐ」という意味。
二十四節気って、ときどき意味を考え込んでしまう言葉が登場したりするのですが、これはかなりストレートです。
江戸の暦の参考書『暦便覧』も、「春雨降りて百穀を生化すればなり」の意味と、やっぱり春の恵みの雨だと言っていますね。
もともと、二十四節気は農事暦としての意味合いが濃い。
暦が「穀雨」と言って、恵みの雨の時期を教えてくれるのは、種まきや苗付けなどのシゴトをいつやるかの目安になってありがたい…はず。
街場での「穀雨」は、水ぬるむ春を楽しむコトバ…かな?
田んぼはむろん、畑だって見ない街に住めば、「穀雨(こくう)」は、水の温かさを示す。
ほらね、水辺の植物もすくすく育っていきそうな…。
ちょっと水に触ってみたら、やっぱりほんのり温かくやわらかです。
あっ!雨が降ってきたっ!
いつものように雑草ハンティングにいそしんでいたら、パラパラ降ってきましたが…。
雑草にとっても恵みの雨。そして、ヒトにとっても、なんとなく温かい、不快感の少ない雨ってもしや今だけかもねぇ。
雨ふりにつられてもぞもぞと出てきたものがいるよ!
あっ!テントウムシだっ!
街中に住んでもこんな虫たちに会えると、やっぱホッとする。
私は、やっぱり、豊穣なる田舎育ちなんだよねぇ。
◆今日は、2016年4月20日/旧暦3月14日/弥生壬申の日
◆日の出5時02分 日の入18時18分/月の出16時33分 月の入4時00分