母の庭に、驚くほど美しく染まった多肉植物の鉢ひとつ。分けてもらった我が家のそれは、今年、突然花咲かせびっくり。そして、その名「ミセバヤ」が「見せばや」と知ってまた驚く晩秋。/旧暦10/20・庚午

気に入りの多肉植物「ミセバヤ」が花咲かせてる(*’▽’)?!。

母の庭にあったのが、なかなかに素敵だったんで、株分けしていただいてきたこの多肉植物。
我が家のベランダにやってきてもう何年たっただろうなぁ…。

とにかく今年、やっと花咲かせましたっ!

ミセバヤに花咲く

この多肉植物は、ご覧のように葉のカタチも可愛いし、色合いもよし。
それだけでも鑑賞するのが楽しいのだけど…。

母の家のそれは、秋にはピンクの花がたくさん咲くし、晩秋から初冬にかけて、全身(?)ピンクに色づいてそれはそれは可愛らしい。
しかし、我が家にやってきたミセバヤは、ずーっと、葉っぱだけが、冬に枯れ落ち、春に芽生えるだけの繰り返し。

それが今年、やーっと花咲かせました(*’▽’)。

ミセバヤの花

となると、このまま紅葉もするか?と密かに期待しましたが…。

ミセバヤの色づき

うーん、少しだけ色づいたかなぁ。

ちなみに、母の庭のミセバヤは、今年も美しく紅葉。

ミセバヤが紅葉

やっぱ、朝晩の気温差が激しいってのが、この色づきの理由だろうか?
東京はまだまだ暖かで、本日などは、最高気温24℃、最低気温13℃だもの。多肉植物に色づけと言っても無理な話かもしれません。

が、今年は、あと少し、どんな変化を見せるのか、より注意深く観察するつもりです。

「ミセバヤ」は「見せばや」で、この種は「古典園芸種」と知りびっくり!

私は、植物は、日本名も知りたい派。

そーいや、この「ミセバヤ」の日本名は?
…と調べてみたら「見せばや」のようです。

なぁ~んとっ!
しかも、この「見せばや」という名は、高野山の僧が、この花に「君に見せばや(=見せたい)」と文を添えて和歌の師匠の贈ったことが由来だとか。
へーっ!この多肉植物に、そんな古式ゆかしい物語が隠れていたとはねぇ。

つまり、この種は、れっきとした日本の古典園芸植物でもあるってわけかぁ。

いやぁ。
これまで、調べもせずに、ずーっとどこか砂漠の国からの外来種、外国名かと思っていました。

そんなこんなで、多肉植物「見せばや」に、ちょっと驚かされる秋です。

◆今日は、2022年11月13日/旧暦10月20日/神無月庚午の日/月齢18.7日
◆日の出6時14分 日の入16時36分/月の出20時05分 月の入10時34分