七十二候は「地始凍」に。暦は「大地が凍り始める頃」と言うけど、東京はもちろん凍らず、東北の街でもせいぜい霜降るぐらいです。/旧暦10/19・己巳

七十二候は「地始凍(ちはじめてこおる)」の時期です。(11月12日~16日)

「地面が凍り始める頃」と暦。
いかにも寒そうな暦のコトバです🥶。

…ですが、この時期、東京では、地面どころか水が氷ることもありません

特に今年はいつまでも気温が高く、本日は、最高気温22℃、最低気温13℃。
まだ、夏の記憶残る初秋の暖かさで、厚着して出かけたりするとちょっと暑い。

そんな日々に、このコトバが巡ってくると思うのは、「この暦が現役だった江戸時代は、ホントに地面が凍ったんだろか?」ってこと。

東北の街なら、凍らないけど霜は降りる。

11月に入れば、さすがに朝晩は冷える東北の街。
もちろん、水が氷ったりするのは、まだまだ先で、地面も凍りませんが、霜は降る。

晴れた日の早朝、放射冷却で気温が下がることもあり、降った霜で、草叢はキラキラ煌めく

たとえば、クローバーの葉っぱに降った霜。

雑草に霜

苺の葉っぱに降った霜。

苺の葉に降った霜

クローバーも苺も初夏の草ですが、こんな時期まで青々として、霜を迎えたりするんだなぁ(*’▽’)。

そして、母が育てている葉物野菜にも霜。

葉物野菜に霜

ほうれん草なら霜で甘みが増すそうですが、この葉物野菜はどうだろう?
ほうれん草ではなさそうですが…。

秋口に駆除して枯れた雑草にも霜が降ってキラキラと…。

枯草に霜

この写真を撮ったのは、11月に入ってすぐですが、ずいぶん寒かった記憶。

そんな東北の街でも何かが氷るのはまだまだ先です。

古い暦と今を比べてみると、日々はずいぶん暖かになってるんだなぁと思うことしきりです。

◆今日は、2022年11月12日/旧暦10月19日/神無月己巳の日/月齢17.7日
◆日の出6時13分 日の入16時37分/月の出19時11分 月の入9時42分