今日は、「百人一首の日」。そんな記念日があるんだぁ!と戯れに英文百人一首を入門編代わりに毎年一首ずつ鑑賞。それもまた楽しです。今日はどの一首にするかな。/5/27=旧4/21・己酉

本日、5月27日は、百人一首の日です。

もちろん、この日「小倉百人一首」が完成したという、まっとうな由来あり。

時は、1235年(文暦2年)5月27日(ただし、新暦になおしちゃうと、6月14日なんで、日付採用の記念日です)。
選者は、歌人・藤原定家。
…というコトですが、実は、日付に関してはやや曖昧、いまだ諸説あるようです。

で、この記念日は、藤原定家の日記『明月記』の記述に、「古来ノ人ノ歌、各一首」を書き送ったとあるのをよりどころとしているんだそうです。
そして、私としては、記念日のよりどころよりも「古来ノ人ノ歌、各一首」の母数となった和歌の気の遠くなる量のほうが大いに気になるところ。

小倉百人一首に選ばれた和歌のいちばん古いのが大化の改新の中心人物・天智天皇のもの。
そして、いちばん新しいのが鎌倉時代の順徳天皇(順徳院)によるものですが、その年月差は約600年間。

いったい、どのぐらいの和歌から検討したんでしょうね。
っーかどんたけ詳しいんでしょう、定家さんって(←やや、無知蒙昧発言・笑)

今年も恒例、英文で百人一首!

ってコトで、藤原定家さんの輝かしき功績を、少しだけでもたたえてみようと思い立ったのが数年前。

たしか、高校生の時、無理やり暗記させられ
→完璧忘却
→「百人一首」を再読してみようと思いたち、しかし、そこで購入してきたのがなんと英語翻訳バージョン(笑)。

A Hundred Verses From Old Japan – 百人一首(英文版)

百人一首英訳

実は、読み返してみよう!と思った年に、いろいろ探していきついたこの一冊。
立ち読みしたら、なんか、日本語で和歌を鑑賞するより理解がたやすいんじゃないの?
…と思ってしまった。

いや、不明な単語や言い回しも多数なんでそこは難解なんですけどね。
それでも、和歌だと微妙な表現だったり、当時としてはお約束で言わなくてもわかるはずのコトとか。
そこを、異国の人にもわかるように訳してくれてる。
あんがい、百人一首・入門者には、英訳のほうが解りやすいかも?

少なくとも私はそう。

今年は、なににしようかな?

って、実は、けっきょく、じっくり読むのは毎年一首のみだったり(笑)。
いちおう、一度はパラパラっと目は通したんですけどね。
候補は、以下の三首。

1.漫画&映画化『ちはやぶる』の影響でこれか?

(↑2011年に第35回講談社漫画賞を受賞、2016年の今年、広瀬すずちゃん主演で映画化された。かるたとりスポーツ漫画)

・ちはやぶる 神代(かみよ)も聞(き)かず 竜田川(たつたがは)からくれなゐに 水(みず)くくるとは
(在原業平朝臣)

2.はたまた、NHK「とと姉ちゃん」がらみでこのどちらかかな?

(↑ヒロイン常子とその母君子の名前は、百人一首からとったというエピソードが登場。)

・世の中は「常」にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱手かなしも (源実朝)
高畑充希演じるヒロイン常子の「常」は、この和歌からとったとのエピソードが登場。

・君がため 惜しからざりし命さへ ながくもがなと 思ひけるかな (藤原義孝)
木村多江演じるヒロインの母・君子の君はこの和歌から。当初は、光孝天皇の「君がため春の野に出でで若菜つむ…」からだと語られていたのですが、その後こちらだとわかり、そのことが、君子とその母(大地真央が、祖母役を演じている!)の確執が氷解することになる。

うーん。さあて、どうしようか?
…ってか、今日は暇なんだから3つとも深く読めよっ!私っ!

ってコトで、これから一首選ぶ作業に入ります

って選ぶんだ(笑)
あっ!これにします。
藤原義孝の一首
そうそう、この本。
こんな和風イラストいりなのもバリュー。

で、「君がため…」がいちばん華やかな感じで気に入りました。
翻訳のほうも、かなり情熱的、「惜しからざりし命さへ」を「DEATH had no terrors」と訳しております。

「死など怖くない」って感じでしょうか?
もうこうなると、百人一首というよりシェークスピアって感じですけどね。

しかし、今年は、なにげに百人一首に注目が集まってるみたいですね。

◆今日は、2016年5月27日/旧暦4月21日/卯月己酉の日
◆日の出4時29分 日の入18時48分/月の出23時00分 月の入8時59分

↓結局、ゆっくり何年も楽しめてる一冊。

↓漫画『ちはやぶる』もおススメです。