今日は、小泉八雲の誕生日です。
なんかしつこいぐらいに言ってますが、好きな作家に関しては重要なのは逝った日でなく生まれた日。
だから、誕生日の今日は、著作を一冊。
好きな場所で好きな時に、好きなページを読んで、密かにお祝いに代えています。
って言っても、本や漫画に関しては好きな作家が多すぎて、思春期に影響を受けた本の作家&あちらの世界に旅立ったヒト限定ですが…。
ってことで本日は、この本を!
大好きな一冊の続編…っていうか、今年慌てて購入した。
実は、好きな作家とか言いながら、我が書棚の小泉八雲作品は、『怪談』(ポプラポケット文庫 (372-1))と、『新編 日本の面影』 (角川ソフィア文庫)の2冊しかなかったのでした(笑)。
図書館に行けば、作品多数。
だけど、この2冊だけでも読むたび奥が深すぎて、けっこうおなか一杯になってしまうんですよね。
『新編 日本の面影』にいたっては、今日に限らず、けっこう頻繁に書棚から取り出して、付箋のページをアトランダムに開く、読む。
その続きが出たのは昨年の小泉八雲の誕生日あたり。
ずーっと買いたいと気になっていたくせに、けっきょくぎりぎりになってしまった。
小泉八雲が異国人の目で見て、異国向きに書いた日本。
特に、『日本の面影』シリーズに描かれているのは江戸時代の空気残る明治の日本。
それを、外国人の好奇心で掘り下げて、海外の読者に向けて綴るというのが、小泉八雲のスタイルだから、昭和-平成に生きる日本人にとっては、かえってわかりやすいく興味深い。
もしも、この時代の日本を知りたかったら、あるいは外国人が書いたものを読むって、理解を深める一つの手だと思う。
ってことで、購入したてほやほやの『新編 日本の面影 (2)』 (角川ソフィア文庫)を大いなる期待をもって紐解きたいと思います。
目次だけ見ても、弘法大師から、日本の景勝地、そして「お化けと幽霊」なんてタイトルのお話もある。
面白そうです。
小泉八雲さま。166回目の誕生日おめでとうございます。
ラフカディオ・ハーン=小泉八雲は、1850年6月27日生まれですから、そうゆう計算。
ああ、この作家が生きた日々からは、ずいぶん時がたってるんですねぇ。
そして、よくぞわが日本にやってきて住み、帰化までするほど文化を愛し、描いていただいたとありがたく思う。
あなたにとっての未来人の私たちにも、紐解けば、まるで、当時の日本の愛すべきあれこれがリアルによみがえるかのようです。
◆今日は、2016年6月27日/旧暦5月23日/皐月庚辰の日/月齢22日
◆日の出4時27分 日の入19時01分/月の出23時36分 月の入11時01分