6月も今日で終わるかぁ…
となれば、一末の焦燥感。
ああ、もう今年も半分が過ぎたのかぁ…なんて、ちょっとブルーにもなる今日この頃ですが、皆様はいかがでしょうか?
…なんてなぼやきも大概にして、本日は、ご近所の神社へGO!
美しい意匠の「茅の輪」を八の字にくぐって⇒拝殿でお参り。
今年前半分の穢れ・罪…etc。
とにかく禍々しいものをきれいに祓って、今年後半に備えようと思います。
今年も、ご近所のふたつの「茅の輪」をことさらに丁寧に参る。
同じ由来と作法でもって執り行われる神社の年中行事なのですが、ベーシックなところはきちんと押さえつつも、実はバリエーションいろいろ。
なもんで、一昨年ぐらいまでは、6月に入ると、ちょっと遠回りしてでも大き目の神社はお参りを欠かさず。
目当ては、この「茅の輪」のしつらい観察でもありました。
…なんですが、それってさすがに罰当たり?とか思い。さらに、今年の6月はいろいろあってまわれずじまい。
なので今年も昨年同様、ご近所の神社にてじっくりお参り。
…っていっても、一か所に絞れないんですがね(笑)。
ちなみに、上の「茅の輪」は、根津神社のもの。
そして、こちらは、正式には我が家が氏子エリアに入る駒込天祖神社の「茅の輪」です。
カタチは同じなんですが、やっぱり微妙に雰囲気が違いますよね。
さらに、駒込天祖神社のほうは、境内に「メイキング・オフ・茅の輪」みたいに、河原まで茅を採取にゆくところからの写真&解説が掲示され、それを観るのも毎年の楽しみだったりします。
↑これです。
茅の輪の出来立てってほんとに瑞々しい青!
実はこちらの夏越し祓えの神事は、6月最後の日曜日に早々に終了。その日は、まだまだ青々としていたはずです。
で、毎年、少し早めにお参りしなきゃ!と思うのですが、けっきょく忘れて、今日ひとり夏越しの祓いを決行する羽目になる(笑)。
最後に、「茅の輪」くぐりの作法を予習。
どこの「茅の輪」にもこんな風に作法が掲示されているのでそれを見てお参りすればいいのですが、ちゃんと覚えておくといいことも。
以下にまとめましたので、お参り前に予習しておくのも一興です。
特に3番目。
これは、あまり書かれてませんので暗記しておくといいかもね。
1.茅の輪の中に左足から入って左回り。
2.次に右足から入って右回りと茅の輪をくぐりながら八の字を書く。
3.くぐりながら「水無月の夏越祓いする人は千歳(ちとせ)の命(いのち)、延(の)ぶと言うなり」という歌を三度唱える
4.最後に、もう一度くぐって拝殿に向かう。
5.二礼 二拍手 一礼といつものようにお参りをする。
こうすれば、厄災は祓われ、夏に流行する伝染病や水難を防ぐことができるというわけです。
ほんと?
いや、どうだろう。
しかし、古くからずーっとそう考えられてきたことって、私はばかにできないと思う。
野生の草いきれが香っているかのような、茅の輪をゆっくり丁寧にくぐってゆけば、なんだか、心がすっと落ち着いてゆくのは確か。
自然のチカラに神域のパワー、そして、何百年もの間人々から信じられてきたエネルギーの蓄積みたいなもの。
そんなあれこれが、祈る側にも何かよきものを与えてくれているような気がするのは確かです。
◆今日は、2016年6月30日/旧暦5月26日/皐月癸未の日/月齢25日
◆日の出4時28分 日の入19時01分/月の出0時54分 月の入14時19分