今日は、お盆の中日だから、お寺の盂蘭盆会へ
住職さんを含んだ僧侶の方々に読経をしていただき、墓参り、そして家族でお食事。
…と、毎年、どこまでも同じ繰り返しですが、その繰り返しがココロ洗う1日になります。
お寺の本堂の南側は、ご先祖様をお迎えするため大きくあけ放たれて、「五色如来の幡」がはためいています。
ご先祖サマは、これを目印にして、この南側の入り口からお入りになり、一緒にお盆の法要に参加なさる…らしい。
扉の手前には、米や野菜のお供えが美しく並んだ精霊棚もおかれております。
ちなみに、旗の五つの色は 緑、黄、赤、白、紫(黒)で、それぞれ如来さまの身体の色を現しているのだとか。
緑=髪の毛、黄=身体、赤=血液、白=仏歯、紫(黒)=袈裟となるみたい。
我が家は曹洞宗なので、釈迦如来さまの…ということになりますね。
そして、五色如来幡には、それぞれ言葉が配されて、うーん、全部ちゃんと写真に収まってないなぁ。
ってことで、これは私の夏休み自由研究。
本日の法要のあと、きちんと全部読み取ってきましょう!
さて、読経の準備は整いまして…。
私もいつもの特等席を確保して、巨大な木魚のすぐ後ろに座る。
このお寺は文禄4年(1595)年の開山。
調べてみたら、ちょうど豊臣秀吉の晩年のころ。
ふぇ~今大河ドラマでやってる時代からこの寺はあるんだぁ。
…とか思いつつ、本堂に置かれた宗教的名品を眺めつつ、法要の始まりを待つ。
そうそう、今年は新しいことがひとつ。
副住職さんが昨秋、住職を継がれ、今年の法要からは若き16代目の住職さんが執り行うことになっています。
この新しい住職さんは、父が逝ったときに、ちょうど修行が明けて、はじめてのお葬式だとおっしゃっていた。
我が家にもちょっとした縁のある方。
もうあれからそんなにたったんだねぇお父さん。
毎年同じコトの繰り返しだからこそ、年ごとのささやかな変化と、何かしらの発見がとても大切なことのように思えてきます。
法要の後は…。
卒塔婆をいただき、位牌堂にいらっしゃる美しい地蔵菩薩さまにもご挨拶。
相変わらず、美しいです。
最後は、亡き父をはじめとしたご先祖さまへのご挨拶にお墓へと、こうして今年もお盆のメインイベントは過ぎてゆきます。
◆今日は、2016年8月14日/旧暦7月12日/文月戊辰の日/月齢11.3日
◆日の出4時59分 日の入18時32分/月の出15時10分 月の入0時48分