七十二候は「玄鳥去」に。そういえば「玄鳥至」から遅れること2か月ぐらいでツバメはやってきたっけなぁ。秋の日に、賑やかな日々のツバメたちを思います。/9/18=旧8/18・癸卯

季節の暦、七十二候は「玄鳥去」の日々に入りました(9月17日~23日)。

「玄鳥」=ツバメの別名。
それが「去」る。

読みも意味もそのものずばりで「ツバメ去る」…の時期です。
秋になったなぁ~という頃、ツバメは暖かな土地を求めて南へ渡ってゆくんです。

といっても、暦の時期よりずいぶん早くツバメの巣自体はは役割を終え、空っぽなんですけどねぇ。

ツバメの巣

ご近所のツバメの巣は、8月に入ってからはもうずーっと空き家です。

2016年東京のリアル「玄鳥至」は5月下旬と推定。

というのも、七十二候「玄鳥至」(4月4日~8日)から遅れること約2か月。

6月上旬ごろ、ちゃっかり生まれて育ってたんですよねぇ~!

燕の雛

しかももうずいぶん大きい。
卵から孵って3週間ぐらいなかんじでしょうか?
巣がぎゅうぎゅういってるみたいに狭すぎな感じ(笑)。
もう巣立ちが近いかもなぁ~!

と思ったら…。

つばめ餌をねだる

急に大きく口を開けた!おっ!黄色いっ!
「くちばしが黄色い」って、もしや、ここから来た?

親ツバメが餌を運んできたみたいです。

親ツバメ

ふふんっ。
胸の赤色が自慢そうな感じで、堂々としてますね。

2回目の孵化は、7月中旬ぐらいかな?

またも生まれてましたっ!こんどは、7月22日!

生まれた

まだ、THE雛っ!て感じのつばめたちにも出会えましたっ!
生まれて一週間ってとこかなぁ~?

そして、2016年リアル「玄鳥去」は不明のままです。

そうだっ!!と思い立って8月中旬。
上の雛たちが育ったツバメの巣も、すっかりくたびれて静かにたたずむばかり…。
ツバメの巣

7月中旬に生まれた子たちも無事巣立っていって、その後はどこでどうしていたんでしょうねぇ。

ツバメは、日の長さで南へ渡ってゆく時期を決めるそう。

ヒトが、日の出は遅く、ずいぶん日暮れも早くなったなぁ~と気づき始める頃。
ツバメたちも南へと旅たってゆくのだそうです。

とすると、今頃まで、街のどこかにひっそり生息してるんでしょうか?

暦が、「可愛いツバメももう行っちゃったよぉ」(←「玄鳥去」の超訳!)と言ったら、もうあと少しで秋彼岸です。

はやっ!

◆今日は、2016年9月18日/旧暦8月18日/葉月癸卯の日/月齢16.7日
◆日の出5時26分 日の入17時44分/月の出18時51分 月の入6時38分