1月11日は、鏡開きです。
1月4日に早々開いちゃう地域(京都とその近郊)とか、1月15日(関西)なんてのもあって、地域差はあるみたいですが、私の住む界隈は今日。
ってことで、「松の内」がすぎて、ケの日々に戻ったのちもひっそり寿いだ雰囲気を醸してた鏡餅とも今日でお別れ。
実は、今年の東京の正月は暖かったらしく(←帰省のため不在)、現在の鏡餅は黴の温床( ´艸`)。
ここにお見せするには、やや…いや、かなり憚られる姿。
…それでも鏡餅の飾られた光景って寿ぐイメージあるのがすごい。
やっぱ、そこはそれ、カミサマの依り代であるからかしらねぇ。
カミサマのおさがりだから、鏡餅は刃物で切るは禁忌。
さて、正月飾りは、とんど祭などで焚き上げて、天にお返しする。
最後に残った、カミサマのおさがりの食べ物=餅は、美味しく食べつくし、やはりあるべき場所にお返しする。
…私の鏡開きはそんなイメージ。
なので、黴黴の餅も捨てることはできなくて、まずは、黴を丁寧に落とす作業から。
⇒例年、濡れ布巾などで根気よくふき取りますが、今年は、かなりたいへんそうだ(´;ω;`)
⇒サイズが小さいので、黴をとったら茹でて柔らかく
⇒柔らかくなったら小分けにし
⇒干して
⇒油で揚げる。
今年もかき餅を作る予定!(写真は、昨年のモノです。今年の餅はまだ水の中…)
餅はすぐにカラッと上がるし、塩をしていただくと、美味しいのです。
割るのはダメで、揚げたり茹でたりはいいんかい?
鏡餅は、もとは武家の風習。
だから、鏡餅を包丁で切る=切腹を連想。
…が、禁忌の理由なんじゃないでしょうか。
なので、あとは何をしても基本よし…と勝手に解釈している次第。
カミサマのくださったものを美味しくすっかりいただくことに集中したく思います。
かき餅は、最後少し残してお汁粉にする。
小豆を煮て作るのもいいのですが、私は、ここで、非常食用に買っておいたレトルトを使います。
(またも、昨年の写真にて失礼。餅はただいま水の中。しつこい!
ちなみに、甘く煮たレトルトor小豆缶は、そのまま食べても案外美味。非常食にいいと思う。食べたら新しいのを補充しておきます)
ってことで、歳迎えの鏡餅を、最後の最後に始末して、これで、今年も無病息災!
◆今日は、2017年1月11日/旧暦12月14日/師走戊戌の日/月齢12.8日
◆日の出6時51分 日の入16時47分/月の出15時43分 月の入5時06分