七十二候は「黄鴬見睨(うぐいすなく)」に。もちろん鳴き声なんて少しも…なので、鶯谷で鶯餅。/2/9=旧1/13・丁卯

季節の暦・七十二候は、「黄鴬見睨」に入りました(2月8日~13日)。

「黄鴬」=「うぐいす」のコト。

「鴬」=「うぐいす」なのに、なぜ「黄鶯」としたのかな?
と調べてみれば、「黄鴬」は「高麗鶯(こうらいうぐいす)」という、アジアに広く生息しているみたいだけれど日本では、稀しか見かけない種類。

で、それが、「見睨」=「なく」
「見(み)る」「睨(にら)む」も視覚的な動作を表すコトバなんですけど、読みも意味も「鳴く」。

こうして分解してみると、春先から、かなりミステリアスな雰囲気を纏う暦アイテムですね。

「黄鴬見睨(うぐいすなく)」といっても鳴かず。
恒例!鶯餅を喰らうっ!

毎年、鶯が鳴くのを聴くのは、3月のお彼岸帰省。
東北の母の家には、小さな竹林があり、そこで鳴く練習をするみたい。
最初はホーホケキョなどとは鳴かず、鳴けるようになっても、時々とちるのが初々しかったり( ´艸`)。

で、鶯が鳴かない東京では、暦が「黄鶯見睨」と言ったら、いそいそと「鶯餅」を買いに出る。

鶯餅と草餅

ついでに「草餅」も春らしいよね。

これらは、和菓子の基本アイテムなんで、どこでも気軽に買えるのがバリュー。
だけど、購入場所は鶯谷近辺とこだわっている。

理由は、せっかく近所に住んでるよしみ…というのもあるけど、JR山手線鶯谷駅構内に掲げられてる「鶯谷」の謎…ではなく「由来」を今年も眺めに。
…というのが、やや、お約束なもんで(^-^)。

ってことで、鶯からいただきますっ!

付録:「黄鴬」=高麗鶯の動画見つけましたっ!

華やかな黄色!?

鳴き声…。
少なくとも「ホ~、ホケキョ」ではないし、こやつが日本の鶯だったら、鶯餅もなかったかも?

◆今日は、2017年2月9日/旧暦1月13日/睦月丁卯の日/月齢12.1日
◆日の出6時34分 日の入17時17分/月の出15時31分 月の入4時49分