震災以前と震災以後。
6年たってもまだそんな風に思う。
たぶん、あの日は、戦前戦後と同じぐらいの大きすぎる分岐点。
ずーっと抱えてゆくべき思いなんだろなぁ…と。
そんな風に思いつつ起き出して。
いつものように防災グッズの点検を。
外出時に持ち歩く、笛、水、チョコレートにクッキーなど。それと絆創膏と目薬なども。
水以外は、メッシュのケース(いつでも中身が目に付く工夫)に全部入れ、その日のバッグやリュックの中へ。
家に置く防災リュックに入れとく、有事初日の食料もチェック。
大きなショックに苛まれているその日と翌日分の食料のつもり。
ある時から、そんな日にまずは何が食べたいだろうか…という考え方で揃えることにした。
だから全部食べたことある好きなモノばかり。
賞味期限をメモしておいて、近づいたら、新しいのと入れ替えて、おやつ代わりにいただいく。
それ以外に、3日分程度の食材もストック。
ああ、それでもなんだか不十分な気がするなぁ…とはいつも思う。きりがない。
そして…。
いつも傍らにおきつつも、まだ全部読み切れていないコレも、今日は備蓄すべき防災用品のコーナーを入念に確認しようか。
東京都発行の『東京防災』
最初は、東京都民にしか配られてなかったけれど、今は、電子書籍なら無料。書店でも140円で販売されるようにもなった。
加えて、PDFでもダウンロードできるようになっていますよ!⇒こちらでどうぞ。
今年からは、もうひとつ。
2011年3月11日の当事者たちの話に耳を傾け、学ぼう。
と、震災の記録となるべき本を一冊読み始める一日にもしようと決めた。
今年は、『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている: 再生・日本製紙石巻工場 』
この時期、震災関連のTV特番が毎年繰り返されのるは、私は意味ある事と思う派だけど。
そこから先をつなぐのは、視聴者のひとりひとりでもあって、短く編集された情報を受け身で受け取っても、私の中になにひとつ定着しないなぁ…と。
防災として、防ぐのは、天災に加えて「人災」も。
いやいや、ヒトが防げるのものは「人災」のみで、そこに対処しようとするならば、もっと能動的に知って考えて、行動し、わが身に「知識や体験」を蓄積してゆくことなんじゃあないかな…と。
そうゆう意味での、今日の1冊。
そして、これを読んだら、今更ながらでもいいから、あの日以降たくさん出版され続けている書物に、少しずつ対峙してゆこうかなとも思っている。
本という落ち着いたメディアを通して、静かにヒトの話に耳を傾けることも「防災」であるな…と、ふと気が付いた。
6巡り目の3月11日です。
◆今日は、2017年3月11日/旧暦2月14日/如月丁酉の日/月齢12.5日
◆日の出5時58分 日の入17時45分/月の出16時26分 月の入5時01分