季節の暦・七十二候は、今日から「虹始見」(4月15日~19日)に入りました。
今回も七十二候に多い「始」シリーズ。
巡りきた新しい季節を象徴することが、始まっていることを表現しますが、そのアイテムが「虹」。
「虹が出やすい季節にはいったよ」と暦は言っているわけです。
で、「見」の読みに、「あらわる」を当て、「にじはじめてあらわる」と読ませるのが好ましい。
虹の材料は、大気の水滴と太陽のヒカリ。
ヒカリが水滴に当たるときに、屈折やら反射やらが起こって、7色に見える
⇒虹が現れる。
つまり、「見るひと」の存在があって、虹ははじめて現れる…ってことを暦は表現したかったんじゃないかなぁ…と。
なんか、ちゃんと科学してるっ!と思えて、虹が現れずとも、ちょっと好きなコトバです。
現れない虹…。
うーん、やっぱ勝手七十二候「楓始開」でいこうっ!
そうなんですよねぇ~。
四十二節気「清明」に連なる七十二候の3アイテムは、つばめ→雁→虹。
ああ、街暮らしでこのアイテムにて季節を感じるのは厳しいのぉ…。
そういやまだつばめにも遭遇ならずだし。
しかし、これはちゃんと咲く。
なので、勝手七十二候「楓始開」としちゃいます。
読みは「かえではじめてさく」。
イロハモミジの花です。
なんか、染井吉野が散ったあとに似てません?
イロハモミジは、葉っぱが出てから花が咲くので、新緑のふちがちょっと茶色に見え始め…。
近寄ってみれば…。
あれれ、なんか小さなものがたくさんぶら下がってる?
さらによれば…。
ああ花咲いているっ!
とはじめて花の存在を知った時は、感動モノです。
紅葉とか楓とか呼ばれるカエデ科カエデ属の樹々。
その多くは、いまごろが花の時期。
ってことで、探せばほかにも花咲く紅葉に遭遇。
たとえば、品種違い(なまえわからず)。
こっちは、葉っぱとともにじりじりと花が咲くタイプみたいですね。
他にもいろいろありそうです。
そして…。
この楓の花咲くところを観察したら、場所をしっかり記憶するってのもおススメです。
夏になれば…。
タケコプターみたいな実がなるんです。
こんなのもある。
そこまでずーっと覚えてて!
そして、今年はそれまでに、カエデ科カエデ属の知識を少し増やしておこうと思います。
◆今日は、2017年4月15日/旧暦3月19日/弥生壬申の日/月齢18.0日
◆日の出5時09分 日の入18時14分/月の出21時48分 月の入7時38分