七十二候は、「蚕起食桑」の時期(5月21日~25日)ですが…。
・「蚕」=かいこ
・「起」=おきて⇒孵化して
・「食桑」=くわをはむ⇒桑の葉を食べる
…と、順番に読めば、意味を知るのも簡単。
古い暦は「蚕が孵化して、桑の葉を食べる頃」と言っています。
…が、いま、日本全国で蚕を飼っているいる場所ってどのくらいあるんだろう?
東北の母の家には桑の樹が一本。
5月の帰省の日々に、ひっそり青い実をつけてました。
梅の実とともに、桑も今頃から実りはじめなんだねぇ~(^^♪。
あたりは、かつて蚕を育てる農家が多かった場所。
この時期、屋外で雨を知らせる蛙が鳴いて、家に雨が降る。
…ふふふっ、それは「蚕さまが桑を食む音」。
孵化した蚕は、一斉にわしわし喰うんで、それが「雨降りの音の様だった」って。
東京ならば、植物園とか公園とか…。
こんなのを見つけましたっ!⇒TOKYO桑マップ
これによると、けっこう探せばあるみたいだねぇ。
私の狙い眼は、高度経済成長の時代に建った公団住宅の庭…です。
ほらあった!
ひとが長く住む場所には、実りある樹木がけっこうあります。
といっても、実は、この団地も再開発で今は昔なんですけどねぇ…。
(※写真を撮ったのは、10年ぐらい前の東京での今頃。こんな早くに実が赤くなりはじめてたのに改めてびっくり!)
◆今日は、2017年5月22日/旧暦4月27日/卯月己酉の日/月齢25.6日
◆日の出4時31分 日の入18時44分/月の出2時07分 月の入14時29分