密かに、実り始めたこの樹にあの樹。柿に、無花果、そして琵琶。/旧暦5/23・乙亥

今は梅雨だと思っただけでアンニュイ気分だが、東京の街にも楽しみな実り。

「小満」のころなら、その筆頭は「青梅」。

そして、雑節「入梅」もリアル梅雨入りも過ぎた今頃ならば、もっとひそかに、空気然と実り始めたやつらがおります。

に、無花果(いちじく)、そして琵琶(びわ)
これらを、勝手に「THE 街の実」名づけ、通りすがりに親しんでいる今日この頃。

まずはまだ、小さすぎる「柿」。

まだ花の時期とサイズが変わらず、柿の子って感じがカワイイ。

柿の青実
この時期、すこし間引いて、器に活けて飾りたい気がする。

旬の時期は、まだ当分先ですねぇ。

無花果はあと少し。琵琶はもうすぐ。

って、店頭に並ぶのが…ですが。
民家の庭から街路にはみ出ている樹々の実りもおんなじで…。

無花果はもう少し大きく実らせ、熟成させたく(←いや、この樹はよそ様のです。思うだけ)

無花果

琵琶は、いつの間にか色づいて、

琵琶

これは、食べごろだねぇ。
いや、もちろんよそ様の実りなんで、見るだけです。

…って毎年、勝手知ったる「街の実」実りポイントを通りすがりに、時々遠回りして観察。

民家の庭の樹々救済!…を妄想

今年は、更地にされるついでに引っこ抜かれたリして、柿、無花果、琵琶ともどもに、ずいぶん減った。

へんてこな剪定のせいか、花も実もならない樹も数本。
近所から苦情でも出たんですかねぇ…。

ってことで、貴重な「街の実」の写真をここに残しておく次第。
これらが、在りし日の写真になったりしたら…やだなぁ。

広い土地と、植え替え技術を持った、秘密結社があって、民家解体の情報をキャッチするや、闇夜に紛れて木々を救う。
…と妄想しつつ、木々を見上げる。

◆今日は、2017年6月17日/旧暦5月23日/皐月乙亥の日/月齢22.3日
◆日の出4時25分 日の入18時59分/月の出–:– 月の入11時13分