これぞ、「雨の七草」と言いたい。「露草」が4つ目。
勝手に探させていただいてます「雨の七草」。
「紫露草」「昼顔」「立葵」に続くのは、「露草」です。
ええっ?
「紫露草」と、「露草」が重なってない?
いや、なんかかなりたたずまいが違うし…。
もうこれは別物あつかいでよしとした。
それでは、露草、露草、そして露草と連呼の理由は?
それは、似たたたずまいの花が同じころに咲いているってことによる。
たとえば、「常盤露草(ときわつゆくさ)」。
この花なんか、露草の白バージョンと言ってもいいぐらいな感じだし。
こっちは、ピンクバージョンの「紫御殿 (むらさきごてん)」。
どちらも、ちんまり小さい花が群生して咲く様が似てるんですよねぇ。
が、しかし。
・「露草」は、ツユクサ科ツユクサ属。
・「常盤露草(ときわつゆくさ)」も「紫御殿 (むらさきごてん)」も「紫露草」と同属の、ツユクサ科ムラサキツユクサ属。
…なんだって?!
うーん、ちょっと納得できないなぁ(←と、言ったってねぇ…)。
まあいいか。
「露草」は、別名が豊富。
…なのも連呼の理由。
ちょっとGoogleさんに聞いてみただけでも、出るわ出るわ!
「藍花(あいばな)」「青花」「移草(うつしぐさ)」「鴨跖草(おうせきそう)」「鴨頭草(つきくさ)」「月草」「碧嬋花(へきせんか)」「蛍草」「かまつか」「かま草」「縹草(はなだぐさ)」「帽子花」「百夜草」…ふーっ。
あるねぇ。
花の色やカタチ、あるいは、この花の青色で紙や布を染めたことが由来の名前たち。
…なんでしょうが、これだけ別名があるってことは、ずいぶん、昔から長く、人々の生活とともにある証でもあるなぁ…と。
名前を並べて感慨深し。
さて、今年は、この青をそのままに、押し花にしてやろうかと、大地から少しいただいてきた。
この花も、朝早くじゃないと、美しく咲いたのを摘むことはできず。
蕾のあった場所まで、ちょっと行ってまいりました。
きれいに押し花になってくれるかな?
さて、この露草。
「紫露草」は、さっさと花の時期を終えそうですが、こちらは、梅雨入りとともに咲き、夏休みの最後まで花のころが続きます。
時々ですが、秋口に見かけることすらある花です。
◆今日は、2017年6月24日/旧暦・閏5月1日/皐月壬午の日/月齢0日/新月!
◆日の出4時26分 日の入19時01分/月の出4時30分 月の入18時58分