今日は、二十四節気の「処暑」です。
ひとつ前は「立秋」なので、暦が<秋の気配が…>と言い出してからもう半月。
しかし、今年の気候は異常すぎて、東日本は、いまだ梅雨…みたいなどんより曇りの湿気過多の日々です。
まあ、朝晩は、いくぶん過ごしやすくはなったけどね。
さて、江戸の暦の参考書『暦便覧』はなんと?
「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすればなり」だから「処暑」だそうです。
「とどまり」「退き」「やまむ」と、似た言葉を3つも使って、暑さが去ることを強調。
本来ならば、残暑で昼間暑くても、湿気は去って、日暮れて涼しく、寝苦しさはなくなる…みたいなのが盆を過ぎた日々の理想なんですけどねぇ。
そうして、ヒトは、少しずつ少しずつ暑さ対応のカラダを寒さに向かってならしてゆく…。
近頃の変な気候は、その季節への慣らしができずに、体調を崩しがち。
それも、ヒトが巻き起こしたことの結果…でもあるんでしょうが、うーむ。
さてさて、処暑のころと言えば…。
見上げれば、小さい秋がやってきてます。
たとえば、青々とした毬栗。
ほぼ2カ月前の…二十四節気なら「夏至」のころ。
例年になく、盛んに花咲かせていた栗の木です。
気候が、少し変でも、野生に近い暮らし方をする木々&草々は、元気です。
余計な手を加えられない丈夫さってのがあるんでしょうかね?
あっ!あっちにもなってる!
栗の実が熟すのは、秋彼岸頃。
その頃には、ぜひとも美しい秋晴れの日々を!
その日を楽しみに、夏の最後を楽しむこととします。
◆今日は、2017年8月23日/旧暦7月2日/文月壬午の日/月齢1.4日
◆日の出5時06分 日の入18時21分/月の出6時20分 月の入19時21分