民家の庭からはみ出て実り街を彩る「小紫」。となればそろそろ皇居の庭に「紫式部」を見に行こうっかな(^^♪/旧暦8/25・甲戌

街にいち早く秋の装いをみせる「小紫(こむらさき)」

枝垂れた枝に、たっぷりと紫の実をつけて…。

小紫

たしかにこれはゴージャスで美しい秋の実り。

だけど、この鉢が、「紫式部(むらさきしきぶ)」とされて売られてるもんだから(今年も目撃!)、道行くヒトも「ああ、今年も紫式部がキレイだねぇ」といいつつ通り過ぎて行った。
うーん、違うなぁ。

植物の「紫式部」は、こんな風です。

大きな樹木に、しとやかに実る。

紫式部

…っていうか、樹木や葉っぱの大きさに比して、実りが地味かぁ。
このせいで、園芸種として売られているのはあまり見たことがなく、変わって、低木ながら派手な「小紫」がその座を奪ったかっこうかしら?

そんなら「大紫式部(おおむらさきしきぶ)」という種もあって…。

大紫式部

こっちを「紫式部」として売り出すならまだ許せたかも…。

いや、違うな。
つまり、私は、地味なこの紫式部が好きなのである。

紫式部

ってことで、そろそろ眺めに行かなくちゃ。

愛でる場所は、いつもの皇居東御苑。

今年の夏は、あの広い庭に出向く勇気がないまま過ごし、かなり久しぶりの訪問…かも?(わわっ、5月末以来だわぁ~!)
道端で遭遇できるのは「小紫」が圧倒的多数。

だけど、東京の公園・庭園ならば、小紫と紫式部の比較もできます。

皇居の庭なら、「白実の小紫(しろみのこむらさき)」なんて種も。

白実の小紫

ああ、大紫式部は、なかったかなぁ。
…あっ!六義園にあったかも??

…って感じで、秋は、庭園・公園・植物園通いにいそしむ日々です。
残念なのは近頃のどんよりさえない秋の長雨のお天気。

◆今日は、2017年10月14日/旧暦8月25日/葉月甲戌の日/月齢23.9日
◆日の出5時46分 日の入17時07分/月の出–:– 月の入13時55分