七十二候は「金盞香」咲く。「金盞」は黄色い冠咲かす「水仙」のこと…が、実はまだ😞。写真眺めて待つことしばし…だね。/旧暦10/4・壬子

七十二候は「金盞香」(きんせんかさく)11月17日~21日の時期です。

「金盞」=「きんせんか」
と読ませていますが、もちろん平成の世でいうキク科の花のことではなく「水仙」です。

水仙

しかも、こうゆう、中央に黄色の冠を掲げているような、あの水仙。

そして、この暦は、「さく」に「咲く」ではなくて、「香」の文字を当て、水仙の花が咲き始めるころですよと言っている。
確かにね、水仙は、冬場の代表的な香る花。
花咲くあたりに近寄れば、いい香りが堪能できる。

いいな、このコトバのひねり具合。

そして、これからどんどん冬めいてゆくというのに、その香りが漂えば、なんか春をイメージします。
寒々しくなる中で、「金盞香」のコトバは、春への希望も運んでくれる。

「水仙」…今年も咲いてませんねぇ。

…なんですよねぇ。
もう七十二候「金盞香」も今日が最終日。
ここまで引っ張ったのは、もしや咲く?
…という期待もあって、しかしギリギリ見かけません。

ってことで、今年も白い房咲き水仙「ペーパーホワイト」につないでもらおう。

ペーパーホワイト

と新宿御苑へ出かけても、こちらもまだポツンとしか咲いてません。

最盛期の「水仙」&「ペーパーホワイト」を見て、その日を待とうか😊。

最盛期は、やはり年明け1月末から2月ぐらい。
我がご近所ならば、上野恩賜公園とか、もっと近い谷中の岡倉天心公園に植えられた「越前水仙」が咲き誇る。

そして、私の頭の中では、水仙ならココ!の「新宿御苑」

ペーパーホワイト&水仙

ペーパーホワイトも黄色い冠の水仙も、いっきょに咲き乱れ。
春の気配を作ってくれる…はず。

ってことで、水仙の香りを胸に、それまでは冬にしか楽しめないことを順々に。

◆今日は、2017年11月21日/旧暦10月4日/神無月壬子の日/月齢2.6日
◆日の出6時22分 日の入16時31分/月の出8時24分 月の入18時42分