七十二候が「閉塞成冬」の東京は青空の日々。そして、銀杏の黄葉も終盤で、紅葉狩りもこれで最後。/旧暦10/22・庚午

七十二候は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」の時期です(12月7日~11日)。

意味は読みのまま、厚い雲が空に積もって、雪が降りそうな冬空のコト。

このコトバは「閉塞」という字に「そらさむく」とあてているのが面白いところ。
確かに、雪の続く日々は、閉塞感満載な感じにもなりますよね。

うーん、だけど、東京の空は、いまごろになってスコーンと青空比率の高い日々です。

青空

実は、こんな晴れ間が続くほうが、東京では「成冬」=ふゆとなるのイメージが強い。
今年は、初夏から秋中ずーっと梅雨空みたいな日々だったから、かなりホッとするなぁ~(^^♪。

「閉塞成冬」の日々は、銀杏のペールイエローが美しく。

…そうそう、これこそ、葉の色づきのトリを飾るの相応しかった。
紅葉狩り最終章…第二弾(←もうこじつけ😊。ちなみに最終章第一弾は楓)。

銀杏黄葉

もう黄色く枯れた木々も多いのですが、場所によっては、この緑から黄色のあわいが美しい銀杏に出会える。
たぶん今がぎりぎりかな?

それでも、東京の街には銀杏並木が多くて、意識して見上げて歩けば、きっと会える。

銀杏黄葉

いまならきっと。
…と思うのである。

だって、銀杏は東京都の樹だもん。
マンホールのふた

ご当地マンホールのふただって、桜の周囲に銀杏の葉があしらわれているでしょ。

ということで、2017年紅葉狩りの成果をここに。

なんか、紅葉狩り=枝を折る勘違いが増えているとニュースで知ったんですが、まさか?
しかも、日本人が…だそうです。

紅葉狩りの狩る=見る。
現代ならば、写真に撮る。

紅葉狩り

そして、落ち葉を少々いただく。
…ぐらいが、粋ではないかと。

それも、私は、庭園・植物園ではいただかず(←植物の循環があるからね)。
もっぱら街路(←こっちの落ち葉は掃除の対象だろうし)。

ここ数年、山や林で拾った松ぼっくりなども少しずつ集め、11月初旬からは葉っぱを拾っては一緒に並べ…。
今日は、そこに銀杏の葉をそっと置いて、今年の収穫。

しばし、2017年の紅葉・黄葉たちが我が部屋を飾ります。

◆今日は、2017年12月9日/旧暦10月22日/神無月庚午の日/月齢20.6日
◆日の出6時39分 日の入16時28分/月の出22時42分 月の入11時19分