寒の内の間の「丑の日」は、「寒中丑紅」といって、江戸時代のコスメ好き女子などには重要な一日だったみたいです。/旧暦12/5・癸丑

今日は、寒の内の丑の日。
江戸時代なら激しいコスメ商戦の一日です。

時は、江戸時代から明治時代。
二十四節気「小寒」から節分までの「寒の内」の「丑の日」は要チェック。

紅・おしろいを扱う小物やの店頭には「今日丑紅」「寒中丑紅」の張り紙が出され、女たちは色めきたった。
…たぶん。

今日は、かって「紅」の売り出しの日だったんですねぇ。

平成の私もそれに倣って、ルージュを新調。

ルージュ

といってもいつもの無印良品のそれですが、なんかここ数年こればっか😊。

ちょうど1年たったいまごろに昨年買ったのがなくなる塩梅。
寒中丑の日を目安にすると便利なんです。

「紅花」由来&寒中に製造=発色が良し。
さらに病気退治の効果まで信じられた。

ってことで、「丑紅」はことさらに珍重。
そしてその紅を「寒中丑の日」につければ、「口から入る疫病を防ぎ、いつしかこどもの疱瘡に効く」という説までも!

おしゃれと病魔退治の一石二鳥です。

ってことで、今日から、我が家の季節の飾りはこんな風。

室礼

ホントは先行する寒中丑の日が1月9日だったんですが、鏡開きもまだだったんで飾りは今日からとしてみた次第。

牛の置物は、「寒中丑紅」の日に紅を求めると、景品として牛の置物がもらえた。
…とどこかで読んだから。

撫で牛

この牛さんは、亀戸天神の社務所で授与いただきまして、もともとは文鎮です。

しかし、この「寒中丑紅」。誰がいいだしたものか?

コピーライトとしてもすぐれている感じがするんですよねぇ。
で、江戸時代を舞台にした物語を読む際…特に冬場の物語には注意深く探してみますが、さあて、まだ見つかってません。

「夏土用の丑鰻」を流行らせた平賀源内さんみたいな方がいらっしゃると思うんですが(願望ですが😊)。
どなたか知らない?

◆今日は、2018年1月21日/旧暦12月5日/師走癸丑の日/月齢4.0日
◆日の出6時48分 日の入16時57分/月の出9時12分 月の入20時46分