2月13日は、童話作家・佐藤さとるさんの誕生日。
重要と思うのは、逝った日よりも生まれた日と思う。
だから、好きな作家の誕生日には、書棚からとっておきの一冊をとりだして、終日持ち歩き
⇒読む。
だけど、好きな作家は、たくさんいてきりがないので、思春期に大きく影響を受けたひと限定。そして、逝ってしまった作家限定。
しかし、佐藤さとるさんだけは例外で、元気でいらっしゃる時から、同じようにお祝いしてた。
…けど。
佐藤さとるさんも、2017年2月9日に逝った。
ああ、これで、誕生日祝いの読書は、例外なくみんなあちらの世に逝った方になったなぁ。
うーん、悲しい。
寂しい…(:_;)。
ってことで、今年は、いちばん最初に買った佐藤さとる作品『コロボックル物語』のシリーズ1『だれも知らない小さな国』に戻ってみようか。
ホントは、一昨年だかに新しく買い直し、その巻末の解説が大好きな梨木香歩さんだっ!とトクした気分にもなってた。
…んですが、処分できず。
その後のシリーズも古いまま揃っております。
だってね。
読み進めると、コロボックルに着色してたり。
昔の書き込みに遭遇したり。
佐藤さとるさんの作品を媒介にして、過去の私からメッセージを受け取ってる感じ。
もう、そういう意味でも、何重にも面白く。
…ありがたい。
そんな気分を今日も。
佐藤さとるさん、素敵な物語をありがとうございます。
私の読書好きの一端は、小学校の図書館の片隅で出会った『コロボックル物語』の影響が大きい。
そこから、数知れぬファンタジーの世界へと、そして、さまざまな活字の世界へ漕ぎ出していった。
そこへ、作家の誕生日にこうして戻る。
この『コロボックル物語』は、私の読書の旅の港のごとくなのです。
◆今日は、2018年2月13日/旧暦12月28日/師走丙子の日/月齢27.0日
◆日の出6時30分 日の入17時20分/月の出4時38分 月の入14時56分