今日は、明の高僧・隠元さん由来で「いんげん豆の日」。なので、ココロ静かに豆を煮ます。/旧暦2/18・乙丑

4月3日は、「いんげん豆の日」。

荒れ地でもすくすく育つ丈夫ないんげん豆。
当初は、精進料理の食材として伝えられ、のちに、飢饉に襲われ飢えた日本人を救う食材となった。

いんげん豆

豆の名前は、それを日本に伝えた、明の高僧・隠元さんの名をそのままいただいたのだとか。
だから、その隠元さんのご命日(ご命日は、寛文13年4月3日)の今日はいんげん豆の日となりました。
といっても、ご命日は旧暦なので、日付をいただいたってことですが…。

いんげん豆の今日は、ココロ静かに豆を煮る。

今年は「金時豆」を。

金時豆

実は、ひとくちにいんげん豆といってもその種類は膨大。
日本で入手可能な…という条件でも100種以上あるんだとか。

なかでもポピュラーなのが、金時豆、うずら豆、虎豆、毛亡豆、大福豆あたり。(←ってか、私が知ってるのがこのぐらいってことで)

実は、隠元さんが持ってきた豆が、いったいどれなのかも特定不可能…ってことで、とにかく毎年順番に一種ずつ煮てみている次第です。
が、なんだか近頃、近所のスーパーではいんげん豆の入手が困難。

数年前と同じ金時豆しか手にはいらなかった。
…うーん。

今後は、豆やさんを見かけたら、とりあえずいんげん豆を確保するが重要と心に誓おう!(←大げさ😊)。

豆はざっと洗って、しばし水に浸して待つ。

今回は袋にあるとおりに煮てみようか。

・水に浸ける時間は「一晩」とある。
⇒6~8時間か。

豆を水に浸ける

・その後、漬け汁ごと中火。
豆が激しく踊らない程度の火力とありますが、豆を煮るにしては文学的だわ😊。

・沸騰したら一度ゆで汁をすべて捨てる。
⇒あく抜きですね。

・再度水をたっぷりかぶるくらい加えて弱火。
コトコト気長に煮るんですが、我が鍋はステンレス5層鍋。
しばらく火を入れたら消して、熱いうちにタオルなどでくるんで放置します。
(これだと、水分蒸発がないので、さし水の必要もなし。
楽です。
がっ! タオルでくるむのをわすれて放置してしまう私…😞)

翌朝、ちゃんと煮えてましたっ!(´▽`) ホッ

もう暖かだからタオルで保温する必要もなし?
それとも五層構造鍋の保温力?

煮えた豆

とにかく、いい感じじゃないですか?

豆の袋のつくり方には<豆の芯まで柔らかくなったら味付け>とありますが、私は少し硬めに煮て終了。

一度火を入れて、暖かいうちに塩&胡椒していただきます。

豆スープ

スープみたいな、おやつみたいな…とにかくカラダにやさしい味。
今日の朝ご飯はこれでいいかなぁ。

あとは小分けにして冷凍保存。

豚肉と煮たり、サラダやカレーの具にして楽しむ。
せっかく手をかけて煮たのに甘くしたらもったいないのです😊。

◆今日は、2018年4月3日/旧暦2月18日/如月乙丑の日/月齢16.6日
◆日の出5時25分 日の入18時04分/月の出20時49分 月の入7時10分