ああ、とうとう今年も1年に一首だったかぁ…。
と、やや反省モードにて紐解く一冊は、「百人一首」の英訳バージョン。
私にとって「百人一首の日」に、おなじみのこの一冊です。
『A Hundred Verses From Old Japan – 百人一首(英文版)』
百人一首の記念日があると知って、高校時代以降、とんとご無沙汰だった幼馴染に会う感覚で本屋に探しに行った。
…ら、日本語のそれより、英語バージョンのほうが、実は理解がしやすいんでは?
と買ってきた一冊。
一首分(辞書を引きつつ)読んで、確かにっ!なるほど!
そして、この翻訳者のウィリアム ポッター氏の訳は、ちゃんと韻まで忠実に訳してくれているのです。
すごいっ!
今年は、いったん全部読み通したくっ!
と、この日に併せ、さらなる副読本を模索。
ありましたっ!
漫画家の今日マチ子さんが、百人一首を現代風に解釈し、コマ送りの漫画に仕立てた…という一冊。
セリフが一切ない、美しい絵柄だけで読者もインスピレーションをのびのびと広げられ、しかし、かえって、百人一首に込められたそれぞれの思いに近づけそうな…。
そして、さらにもともとの一首に戻りたくもなる。
ふふふっ、ってことでこの一冊から、いまぐっとくる一首・二首を選んで『A Hundred Verses From Old Japan 』に戻ってみたら、少しはモチベーションアップするのではないかという目論見。
さてさて、今日は、さっそく初夏らしいこの一首。
春過ぎて
夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香久山
持統天皇
今日マチ子さんの描いた白シャツたなびく爽やかな絵を思いつつ、英文へ。
さあ、どうなってるかな?
百人一首は…。
大化の改新の中心人物・天智天皇~鎌倉時代の順徳天皇までの600年間に読まれた和歌から100種選んだ、選者・藤原定家の偉業。
ぜんぶ味わい尽くせば、600年間の生活文化のエッセンスに触れることにもなるかな。
…と。
ふふふっ、ってか、いまごろ気づいております。
さあっ!読むぞっ!
◆今日は、2018年5月27日/旧暦4月13日/卯月己未の日/月齢11.6日
◆日の出4時29分 日の入18時48分/月の出16時27分 月の入3時08分