小倉百人一首の完成の日を由来に今日は「百人一首の日」。ということで、おもむろに年に一度のあの本と新しい一冊を。/旧暦4/13・己未

ああ、とうとう今年も1年に一首だったかぁ…。

と、やや反省モードにて紐解く一冊は、「百人一首」の英訳バージョン。
私にとって「百人一首の日」に、おなじみのこの一冊です。

英文百人一首

A Hundred Verses From Old Japan – 百人一首(英文版)

百人一首の記念日があると知って、高校時代以降、とんとご無沙汰だった幼馴染に会う感覚で本屋に探しに行った。
…ら、日本語のそれより、英語バージョンのほうが、実は理解がしやすいんでは?

と買ってきた一冊。

一首分(辞書を引きつつ)読んで、確かにっ!なるほど!
そして、この翻訳者のウィリアム ポッター氏の訳は、ちゃんと韻まで忠実に訳してくれているのです。
すごいっ!

今年は、いったん全部読み通したくっ!

と、この日に併せ、さらなる副読本を模索。
ありましたっ!

百人一首ノート

『百人一首ノート』今日マチ子著

漫画家の今日マチ子さんが、百人一首を現代風に解釈し、コマ送りの漫画に仕立てた…という一冊。
セリフが一切ない、美しい絵柄だけで読者もインスピレーションをのびのびと広げられ、しかし、かえって、百人一首に込められたそれぞれの思いに近づけそうな…。
そして、さらにもともとの一首に戻りたくもなる。

ふふふっ、ってことでこの一冊から、いまぐっとくる一首・二首を選んでA Hundred Verses From Old Japan に戻ってみたら、少しはモチベーションアップするのではないかという目論見。

さてさて、今日は、さっそく初夏らしいこの一首。

春過ぎて
夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香久山

持統天皇

百人一首2冊

今日マチ子さんの描いた白シャツたなびく爽やかな絵を思いつつ、英文へ。
さあ、どうなってるかな?

百人一首は…。

大化の改新の中心人物・天智天皇~鎌倉時代の順徳天皇までの600年間に読まれた和歌から100種選んだ、選者・藤原定家の偉業。
ぜんぶ味わい尽くせば、600年間の生活文化のエッセンスに触れることにもなるかな。
…と。

ふふふっ、ってか、いまごろ気づいております。
さあっ!読むぞっ!

◆今日は、2018年5月27日/旧暦4月13日/卯月己未の日/月齢11.6日
◆日の出4時29分 日の入18時48分/月の出16時27分 月の入3時08分