七十二候は梅子黄。さあさあ、夏の保存食作りも最終コース。さっそく梅ジャム作りいきますっ!/6/17=旧5/2・甲子

季節の暦七十二候は、「梅子黄」に入っております(6月16日~21日)

「うめのみきばむ」と読んで、「梅の実が黄ばんで熟す頃になりました」という意味。

ご近所の梅の樹を見上げれば、青かった実もずいぶんいい感じに熟したみたい。

梅の実

多くは、季節の事情とぴったり合わない七十二候も、この時期のみはパシッっと当ててくれるみたいです。

となれば…。

梅の樹を持たない私は、虎視眈々と、スーパーや八百屋さんを回る。

「梅子黄」の時期は、枝先の梅だけでなく、店頭にも、青梅とともに黄色い梅が並び始め…。
黄梅は、足が速いのか、夕方買いにゆくと値引きされるのがうれしい。

首尾よくGET!1kg200円!

梅の実1kg

これだったら、梅の樹から採取したかのような値ごろ感です。
超ラッキー!

夏用保存食作りも梅が最終コースです。

というコトで、梅ジュース
そして、梅干し(と土用干し)。
といきたいところですが、それは、昨年くどくどと書いたので、ご興味があればリンク先をお読みいただければ幸いで…。

昨年、何度も作ってそうとうに美味しくできるようになった梅ジャムにフォーカスしてみる次第です。

ってコトで…。

「梅子黄」の日々に梅ジャムを作ります。

梅ジャムの作り方は簡単。
だけど少し根気がいります。

まずは、下準備から。

1.完熟の梅の実1kgを水にさらして灰汁をぬく。

うーん。30分ぐらいかなぁ。
とか言って、ついつい忘れて、1時間もさらしっぱなしにしちゃいました。
が、まあ、大丈夫。

さらす

こののち、成り口のへたを竹串でほじほじととる
これが案外大変ですが、とりあえず1kgなんで集中して終えました。

さあ、梅を煮ますっ!

2.梅がかぶるぐらいの水で煮る。

最初やや強火、煮立ったら中火。

3.やわらかくなったら、湯をすてて粗熱をとり、目の粗い笊などで漉す。

これは、「皮と種」と「実」を分ける作業。

これも無心になって濾して濾してこしまくります。

濾す

そして、いい感じに梅の実がペースト状になりました。

梅の実ペースト

レシピによっては、この部分のやり方がいろいろだけど、私はこのやり方がベストかなと思う。
このあとも楽だし、なによりなめらかなジャムができます。

4.漉した「実」を鍋にもどし、800g(梅の重さの8割)の砂糖を投入しさっと混ぜる。

グラニュー糖を入れれば透き通った梅ジャムが完成しますが、私は、唯一カラダを冷さない甜菜糖を使います。
砂糖を入れ、ざっと混ぜたら、とろ火で、灰汁をとりつつ煮る。

焦げ付かなようかき回しながら、灰汁が出なくなるまで根気よく。

5.ややどろっとしたら(へらに抵抗を感じるぐらいの密度)火をとめ冷ます。

6.瓶を煮沸消毒して

瓶の煮沸

実は、この作業が案外好き。
ってコトで写真入りです(笑)。

完成でーすっ!

ジャム完成

実は、パン食もあまりしないし、ヨーグルトも食べないので、以前はジャム作りに興味皆無だった私。
作ったとして、果物を砂糖で煮て冷やして数日でたべる、ジャムもどきばかり。

がっ!
梅ジャムを一度作ったならば、そのほどよい酸味の虜になります。
実際、そんなに方々で売られてないしね。

◆今日は、2015年6月17日/旧暦5月2日/皐月甲子の日
◆日の出4時25分 日の入18時59分/月の出5時02分 月の入19時19分

梅ジャムに関しては、ちょっと作り方が違うけど、この本を味方につければ梅のシゴトは万全っ!