「泰山木 (たいさんぼく)」の花が咲き始めています。
似た花に初夏に咲く「朴の花」があるけれど、あれは大木の葉陰の向こうに天上を向いて咲いて、ヒトの目は気にしてない感じ。
いっぽうこの花「泰山木」は、梅雨空の元、ヒトの目を楽しませるかのように咲く。
実際遠目にも目立った咲き様なのが、愛いやつです。
梅雨入りちょっと前から、ポツポツとつぼみが膨らみ始め…。
その白くまあるい蕾を眺めるのがまず楽しい。
そして目覚めたような咲き様。
梅雨の時期に咲いて、その花びらに雨粒を受けようとするかのような…そんな感じにも見て取れます。
濃い緑の葉っぱを背景に白い大ぶりなドット。
…梅雨入りしたあとの泰山木の花といったらもう悠々として。
「じゃあね、またね」と別れて…。
振り返ってもたいした存在感です。
この光景を見に向かうのはいつもの皇居の庭の本丸跡。
今年は、上野公園での植物観察に忙しく、ちょっと久しぶりです。
でも、さすがに上野公園に泰山木ないからなぁ…ないよね?
ある?
ちょっと確認しにいこうかな?
…ってことで、この花を「梅雨の七樹」の6つ目にした。
さあ、あとひとつ。
◆今日は、2018年6月15日/旧暦5月2日/皐月戊寅の日/月齢1.3日
◆日の出4時25分 日の入18時58分/月の出5時44分 月の入20時22分