閻魔様の縁日は、正月16日「初閻魔」と7月16日「大斎日」。
ってことで、今日は年2回しかないその希少な閻魔様のご縁日です。
江戸の頃なら、この両日ともが奉公人の休日=藪入りの日にあたって、閻魔堂の界隈は、もうもうもうもう、大賑わいだったそう。
江戸人の行事には倣ってみたい私ですから、もちろん今日は「閻魔詣」!
と、行きたいところなのですが…。
外せぬ所用があって、今日はバーチャル詣で、勘弁いただく。
この閻魔様は、昨年の菊まつりのおり、お参りした巣鴨の眞性寺にいらっしゃる方です。
紅のお召し物が鮮やかにしてお顔も心なしか可愛らしい。
実は、こちらなら所用のついでにお参り可能かな…とも思うのですが、首尾よくご開帳されているか不明。
うーん、やっぱ写真でお参りとしとこうかなぁ。
江戸東京には、閻魔様のいらっしゃる寺多数。
やはり閻魔詣で大賑わい…という江戸時代の名残なんでしょう。
しかし、いずれも、参拝者は、ポツリポツリと、ややまばら…なのがやや寂しいところです。
いやいや、かえって、ゆっくりお参りできるのはかなりなバリューとも言えますね。
ということで、本日お参りできそうな閻魔堂を一覧しておきます。
◎高円寺「華徳院(けとくいん)」
こちらには、閻魔さまは2体いらっしゃいます。
◎新宿御苑「太宗寺(たいそうじ)」
こちらの閻魔さまは都内最大。
傍らに置かれた巨大やっとこや、三途の川で衣服を剥ぎ取る奪衣婆(だつえば)さんもお見逃しなくお参りを。
◎西巣鴨「善養寺」。
こちらの閻魔さまも非常に迫力があり、賽銭箱前に立つとセンサーで閻魔様が光るんだそうです。
◎小石川「源覚寺」
この方は、こんにゃくを供えて眼病治癒を祈願した老婆に、自らの目を差し出し片目となったとの伝説の閻魔様。
なのでこんにゃく閻魔様とも呼ばれています。
本日お参りすれば、こんにゃくを一枚いただけて、さらに蒟蒻田楽まで振舞われます。
◎深川「法乗院」
閻魔様の前に、祈願別にお賽銭投入口があり、選んで入れると、説法を聞くことができます。
その声が、マジ閻魔様の風格で、ありがたさも格別。
他にもありそうな気がしますが、とりあえず私が参拝した閻魔さまは、巣鴨を含めてこの5か所。
で、本日、閻魔様さまをお参りすれば、日頃の罪を許してもらえる上に、厄除け、病気治癒などのご利益も多数。
もしお近くにいらっしゃるなら、悪いことは言わない、お参りするしとくに越したことないと思いますっ!
◆今日は、2019年1月16日/旧暦12月11日/師走癸丑の日/月齢10.1日
◆日の出6時50分 日の入16時51分/月の出12時33分 月の入1時14分