2月15日の今日は、お釈迦様の入滅を偲ぶ「涅槃会」です。
実は旧暦の仏教行事で、地域によってはもう少し後。
ですが、東京では、多くの仏教寺院にて、本日「涅槃会」が執り行われます。
本堂には、それぞれに所蔵する「涅槃図」が掲げられ、それを拝観するのもココロ休まる一日。
私も、部屋に「涅槃図」を飾り…。
しみじみ眺めて、その日のお釈迦様と周囲に集まった生き物たちのことを想像してみたりする。
といっても、トーハクのポストカードですが😊。（⇒トーハクのサイトでは大きくして見ることもできます。）
それでもこの穏やかな美しさ。
お釈迦様は、この世にいらしたときも（灌仏会ですね😊）、旅立つときもなんと美しくイメージされる存在だったのだろうか…と。
そうして、今日が穏やかな一日ならば私は、仏教寺院ではなくて、トーハクへ「涅槃図」詣。今年もポストカードの「涅槃図」の展示はないみたいですが、数点の展示があるみたいです。
ところで、「涅槃雪」というコトバがありますが…。
「涅槃雪」は涅槃会の頃に降る雪のコト。
人びとは、かつて、この時期降る雪を見て、いよいよ終い雪だ…と季節の目安にしたんだとか。
といってもこれも旧暦の話ではありますが、まあかたいことは言わない。
で、この東京でも一週間前に雪つもり。
一瞬、冬のさなかに白い花が咲いたのか？と驚いた。
ホントはこんな。
常緑樹の植栽の葉っぱに雪降り積もり、気温が上がらなかったので解けずにそのまま。
それでも…。
もしやこれは、お釈迦様を見送った白い花・沙羅双樹の見立てか？
と思ったもので…。
あの、そのぉ、ちょっと前のあの雪を「涅槃雪」といっちゃまずいですかねお釈迦様。
…などとココロの中で問うてみた。
ホントは、ちょっと前の天気予報では今日も雪。
しかし、雨雪は降ってこないみたいなので、ここに紹介してしまう次第。
◆今日は、2019年2月15日／旧暦1月11日／睦月癸未の日／月齢10.2日
◆日の出6時29分 日の入17時22分／月の出12時35分 月の入2時09分