七十二候は「桃始笑」に。東京では桃の木ないけど咲いてるの? あるとこにはある。ちゃんと咲き始めてます(*´艸`*)/旧暦2/6・戊申

七十二候は「桃始笑(ももはじめてさく)」の時期です。(3月11日~15日)

やってきました!
私のいちばん好きな暦の5日間。

暦は「桃の花咲く季節になりました」と言っていますが「咲く」「笑」とあてたセンスがとても好きです。

言われてみれば、花々の多くは笑っているように咲いて見える。
だけど、桃の咲き様は、こんな風に…。

桃の花

無邪気さ全開。
ただただ幸福そうに見えるのです。

さてさて、東京で桃咲く場所って??

そうなんですよねぇ。
実は、梅や桜のようにあちこちに桃の花咲く場所があるというわけじゃないのが悲しいところ。

しかし、あるところにはある。

例えば、今もお雛様が境内をジャックする荒川区の素戔嗚神社

素戔嗚神社の桃の花

今年もたぶん、鉢植えの梅が境内に並び、のんびり開花し始めている頃です。

あるいは、もう少し先ならいつもの皇居東御苑
天守閣のあるエリアに、果樹園の島があって、その桃の木が、花を付けるのがお彼岸直前…だったかと。

それも、普段お店には出ない江戸時代の品種の桃

桃の花薬缶

この花は、「薬缶(やかん)」という品種名。
なぜこの名?
…と遠く江戸時代の職人につっこみたくなりますが、かわいいからまあいいか😊。

そして白いこちらは「米桃」という。

桃の花 米桃

ああ花びらに白米の色カタチを重ねたのかな?

ちなみに、夏になれば、どちらも小ぶりの桃を実らせます。

というこで、春に「うふふっ(*´艸`*)」と笑う桃の花。
今年も、そろそろ眺めに行ってみなくちゃあなぁと思います。

実際、満開になりまくって「桃源郷」ぶりを発揮するのは、染井吉野の開花宣言の頃なんですけどねぇ。

◆今日は、2019年3月12日/旧暦2月6日/如月戊申の日/月齢5.5日
◆日の出5時57分 日の入17時45分/月の出9時06分 月の入22時57分