「秋の七草」まだまだ探してます。5つ目は「尾花」。っていってもまだ、咲き始め。尻尾のようになるのはちょっと先です(*’▽’)。/旧暦8/7・乙巳

「秋の七草」探し。5つ目はまだ出始めの「尾花」。「芒」or「薄」です。

秋の七草の中で東京でも探しやすいのがこの花「尾花(おばな)」

すすき

「薄(すすき)」ですね、あるいは「芒」とも表記する。

とんがった葉っぱが生えてるなと眺めていると、晩夏ぐらいから、静々と「花穂」を伸ばし。

すすきの花穂

今は、こんな風。
まだ天井に向かって、花穂は、ひゅんひゅんまっすぐ伸びたまま。

山上憶良が「尾花」と詠んだのは、この花穂が垂れて動物のしっぽみたいにみえるから。
こんな風にね。

すすき

こんな感じになるのはあと半月ぐらいかかりそうだなぁ。

すすきの花穂の変化も面白く。

東京でも、線路っぱたや河川の土手あたりへいけば、けっこう見つかるすすき。
身近で見つけたならば、今頃から観察するのも面白い。

今は、こんな風に姿勢正したこの子たちも…。

すすき

やがて花咲いて(←ほこりっていうかごみ?…みたいなものが花穂にぶら下がってるけど?と思ったらそれが花です。毎秋、今年こそ写真を!と思って見過ごす)、熟し…。

すすき

最後は、初冬に、白く枯れて…。

晩秋のすすき

種を飛ばす準備の日々に。

街暮らしで、すすきに用があるのは、中秋の名月のお供えのあたり。
なので、お月様が丸くなったのに併せ、忽然と姿消す場合もある。
…そんな街場のすすきではありますが、見つけたら観察をぜひにと思う。

もちろん、向島百花園やら皇居東御苑やらなら、採取の心配はなし。
ゆっくり観察も可能ですが(*’▽’)。

そんなこんなで「秋の七草」5つ目は「尾花」です。

◆今日は、2019年9月5日/旧暦8月7日/葉月乙巳の日/月齢5.7日
◆日の出5時15分 日の入18時04分/月の出11時29分 月の入22時05分