「秋の七草」探し。「萩」はまだ、「藤袴」もまだまだ。なので、今年も「佐原鞠塢(きくう)バージョン」にて寄り道。/旧暦8/8・丙午・上弦

山上憶良の「秋の七草」探しは、あと2つ残して小休止。

去年は、もう咲きごろだった「萩」はまだ。
皇居東御苑でしか咲いてるところを知らない「藤袴」は、もっと先。

なのであと2つ残して山上憶良「秋の七草」探しはしばし休み。

その間に、こちらの「秋の七草」も復習しとこうかなと思う。

佐原きくうの秋の七草

<ねりの花 ごじ ゆうがお おしろい花 たまずきは ひおうぎ 書くりんどうの花>

こちらは、向島百花園の創始者である佐原鞠塢が選んだ「秋の七草」

これが、山上憶良バージョンと違って、全部見つけるのは超難しい。
しかし、向島百花園好きとしては、こちらもちゃんと愛でたく思い、探し始めて今年で3年。
ワンシーズンで7つコンプリートは、いまだ未達の体たらくなんだよねぇ…。

佐原バージョン秋の七草コーナー

向島百花園には、こんな風に、コーナーまであるっていうのに…とほほほほ😓。

2019年に愛でられた鞠塢の「秋の七草」は、4つ。

・ねりの花⇒「黄蜀葵(とろろあおい)」はばっちり鑑賞。

ねりの花

アオイ科なんで、綿やオクラの花にそっくりです。

ところで、こんな状態も眺めたのですが…。

ねりの花

ふんわり素敵なスカートみたい。
これは、咲き始めなのか、咲き終わりなのか?

・「ごじ」⇒「 午時花(ごじか)」

これも間に合いました。

ごじ

正午(午の刻?)に開花するするからこの名前だってのは、昨年知ったミニ知識。

・「白粉花(おしろいばな)」。

これは、7月下旬からあちこちで咲いているので愛でるのは簡単。

おしろいばな

もちろん、向島百花園のこのコーナーにもありますが、不思議とあまり元気はない。
なので、写真は、我がご近所にて。

・「檜扇(ひおうぎ)」

これも、「ねりの花」や「ごじ」と同様、私は、百花園でしか見たことない花。

今年は、咲き出したクシュツとした状態も。

ひおうぎ

パッと開いた花も。

檜扇

ちゃんと眺められてちょっとトクした気分です。

「夕顔」と「たまずきは」また見過ごし、「竜胆(りんどう)の花」はまだまだ先。

・「たまずきは」は「烏瓜(からすうり)」のこと。

こちらは、東北の母の庭で鑑賞したからまあいいとして…。(しかし、「黄烏瓜」の可能性もあるのでまだ不明)

・「夕顔」は…。

7月中旬の向島百花園内で、夕顔棚を眺めたものの…。

夕顔棚

まだ花咲かず⇒そして油断する。

8月下旬の「虫ききの会」で訪ねたときは、もう巨大な実りとなってました。

夕顔

ああああああああ!
今年もコンプリートならず。

あとは、初冬に咲く(だろう)「竜胆(りんどう)の花」
これはことしこそ向島百花園にて眺めたくっ!

◆今日は、2019年9月6日/旧暦8月8日/葉月丙午の日/月齢6.7日/上弦の月
◆日の出5時16分 日の入18時02分/月の出12時32分 月の入22時48分