我が家に飾ってあるこの夏の名残り…。
枯れた紫陽花や…。
風船葛。
どちらも小菊と一緒に母の庭からいただいてきたものですが(*’▽’)。
こんな枯れ枯れのモノが、ひときわ美しく見えるのは、植物のもつフォルムの美しさはもちろんだけど、部屋に差し込むヒカリが弱く柔らかになったからだ…と思う。
春の明るい日差しや、夏の強烈なヒカリの中で、彼らはこんなにしっくり馴染まない。
晩秋と初冬の境目の日々は…。
東京地方は、まだ温かさが残っているけど、日の出は遅く、日の入りは早く。
そして、ヒカリの加減で言えば、もうしっかり冬です。
ああ、冬かぁ。
一年たつのはホントに早いですね。
植物たちは、今年の夏の思い出を小さな種の中に詰め込んで…。
穏やかに眠っているかのようにも見えます。
ジーっと眺めていると、ヒトのココロの中にも、春の穏やかな目覚めとか草いきれの夏が懐かしく浮かんできたり。
冬は、種のようにいろんな思いを内懐に温めつつ、無理せず、ゆっくり長く眠ろうと思ったり。
そうそう、ヒトも冬は、冬眠するぐらいの気分で過ごしたほうがいいんだよなぁ。
◆今日は、2019年11月17日/旧暦10月21日/神無月戊午の日/月齢20.0日
◆日の出6時18分 日の入16時33分/月の出20時34分 月の入10時27分