七十二候は「土脉潤起」に。春の雪解け&大地のぬかるみと暦が言いだせば、東京の大地にも「雪割草」/旧暦1/27・癸巳

七十二候は「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」の時期です。(2月19日~23日)

空から降ってくるのは「雪」から「雨」へ。
雨と暖かな外気で、積雪融けて
⇒大地はぬかるむ。

いやいやいやいや、今年は暖冬のせいで、東京に雪は降らず、もちろん積雪もなし。
だから「土脉」=「つちのしょう」、つまり「土の脈」みたいな光景

雪解け

こんなのも見ることがないまま春めいます。

「土の脈」も「潤」いが「起」こることもない日々だけど。

枯れ草の中から顔出した紫色

雪割草

こっちはピンク

雪割草

これもある種の「潤い」なんじゃない?
…と思う。
雪が残る大地に、雪を割るように咲くから「雪割草」

昨年の今頃、眺めに行ったなぁと思いだし、今年も出かけてみました。
上野公園の桜並木の中ほどにいらっしゃる、お顔だけの大仏様、そのすぐそばに植えられています。

本来ならば、積雪融けだす「土脉潤起」の時期に似合いの花なんじゃあないかなぁ。

暦が「雨水」だ「土脉潤起」だと言って、大地の温かさを謳っても、様々な雑草たちが大地を彩るのは、まだちょっと先。
地面がすっかり温まる頃です。

「雪割草」はその先駆けですね。

◆今日は、2020年2月20日/旧暦1月27日/睦月癸巳の日/月齢26.2日
◆日の出6時23分 日の入17時27分/月の出4時13分 月の入14時08分