古い暦は今日「入梅」と。東京上空界隈も、そろそろ梅雨入り。「梅雨告げの七草」も「丘虎の尾」でコンプリート!/旧暦・閏4/19・甲申

今日は、雑節の「入梅」です。

「雑節」は日本オリジナル。
二十四節気&七十二候だけでは足りない部分を補うために作られたの暦です。
おなじみのものだと、「土用」「八十八夜」「二百十日」他などなど。

ちなみに、「入梅」=梅雨入りの目安といっても、実は「立春」から数えて127日目ってだけなんですけどねぇ。
そんなざっくりな決め方しても、案外、外さないってのが先人の知恵です。

今年は、明日か明後日には関東甲信が梅雨入りの予報です。

今年数えている「夏の七草」は、「梅雨告げの七草」

毎年、春と秋はあるのになぜ夏はない?
と勝手に探して数えているだけですが、今年は梅雨直前に咲いて、入梅の時期を告げてくれる草花を7つ探すことにした。

その7つ目は、そのきっかけとなったこの花にします。

丘虎の尾

白く初々しく咲くというのに「丘虎の尾(おかとらのお)」とやや猛々しい名を持つこの花。

花穂の先が垂れ下がった様子が虎の尾みたいだからこの名なんだそうです。

丘虎の尾

個人的には、虎というより狐のしっぽみたいに見えますけどね。

昨年、梅雨入り直前にその名を知ってなじみとなった。
で、来年は梅雨を告げる花を探そうかなぁ…と密かに思った次第

咲いてた場所は、小石川後楽園の田端の畔

田んぼの畔の丘虎の尾

…ってことで、実は今年はまだ実物は見てません。

見てませんが、咲いてるだろう、咲いててね。⇒小石川後楽園のTwitterに上がってました。

とういうことで、「梅雨告げ七草」も「どくだみ」「白詰草」「常盤露草」「麦草」「立葵」「昼顔」と「丘虎の尾」で7つコンプリート!
そして、草花が告げるようにいよいよ梅雨です。

梅雨が明けたら今年も過激な猛暑だろうし、そろそろ庭園&公園ぐらいには出かけないとねぇ。

◆今日は、2020年6月10日/旧暦・閏4月19日/卯月甲申の日/月齢18.4日
◆日の出4時25分 日の入18時56分/月の出22時56分 月の入8時24分